アメリカのロックバンドであるTool(トゥール)が、2006年以来の新作アルバムを2019年8月30日にリリース予定です。
実に約13年ぶりの新作となり、ファンとしては本当に待ちに待った瞬間です。
アルバム名は、Fear Inoculum(フィア・イノキュラム)と発表し、早速タイトル曲をWEB上に公開しました。
Toolらしい独特なリズムと神秘性を醸し出した10分を超える大作です。
CDを買わない時代と言われ、私自身もここ数年は買っていませんでしたが、このバンドだけは特別です。
i tunes経由のダウンロードではなく、ケースにパッケージ化されたCDという形で手に入れたいと思うほどのバンドがToolなんです。
音声動画はこちら。
なぜ?ここまで時間が空いてしまったのか!?
2006年に発売されたアルバム「10000days」から空白の時が13年もあり、ライブ活動はしてはいましたが、新曲の発表は一切ありませんでした。
なぜ?ここまで時間が空いてしまったのか?
以前ヴォーカリストのメイナード・キーナンはインタビューでこう応えていました。
うちのバンド・メンバーは作曲にすごく時間をかけるんだ。
こんだけリリースが遅くなってしまった理由はたくさんあるけど、俺たちの作曲の過程は非常に分析的っていうのが1つあると思う。
あと、前作からしばらく期間が空いてしまったから、怖さみたいなものもあるんだ。
「前作と同じぐらい良いアルバムになるだろうか」とかね。
周りからの期待とプレッシャーは大きい。
カリスマバンドとしての苦悩や生みの苦しみが垣間見れるインタビューでした。
それにメイナードは、他にもA Perfect Circle(ア・パーフェクト・サークル)というバンドでも活動しているので、スケジュール調整や精神的にも大変だと思います。
来年以降は来日しないかな!?
通常バンドは、新作アルバムを出したらライブツアーを行いますが、今のところその発表はありません。(多分やると思いますが...)
北米を中心にワールドツアーをすることが予想されますが、正直なところ日本にライブをしに来るかは微妙なラインです。
Toolというバンドは、北米圏では絶大な人気を誇り熱狂的なファンがいることで有名ですが、日本ではそんなに認知度は高くはありません。
だから「集客」という観点で言うと不安もありますし、そもそもバンドメンバーもそんなに日本のマーケットや文化に対して興味を持っていません(汗)。
来日することには期待せずに新作アルバムが出るだけでも「奇跡」と思い、8/30(金)の時を待ちたいと思います。