稲葉浩志と二井原実のヴォーカリスト対談が貴重でおもしろすぎる!
B'zの稲葉浩志の公式サイトを偶然見つけ、その中に色んな方と対談した動画などを放送してるものがあります。
その中に日本を代表するバンドであるB'zと世界を股にかけて活躍してきたLOUDNESS(ラウドネス)のヴォーカリストと対談してるものがあり、この話がすごくレアだし、内容もおもしろかったです。
トークを進行してるインタビュアーが、海外の音楽事情を知り尽くしてる伊藤政則であり、とても貴重な感じでした。
インタビュー嫌いな稲葉浩志が饒舌に話していることが事件!
B'zは日本を代表するロックバンドで長年トップの座を維持していますが、テレビの露出は少なく、テレビ嫌いなことで有名なアーティストです。
とくにヴォーカルの稲葉浩志は、シャイな性格もあってかあまりしゃべらない印象が強かったので、この対談動画を見た時はびっくりしました。
「こんなに笑顔で話すんだ」と思いました。
先輩バンドであるLOUDNESSのヴォーカリストの二井原実との音楽対談は、音楽ファンからしたらたまらないツーショットです。
ヴォーカリストの苦労話が聞けた!
2人ともハードロックの音楽を作ることが多く、高い音域とシャウトを使いこなすことに特徴のあるヴォーカルスタイルです。
とくに稲葉浩志の歌に関しては、ライブでも完成度が高く安定感もあり、日本人離れしています。
ボイストレーニングの内容だったり、声を守るための日々の努力や葛藤などを赤裸々に話していて、自分の身体が楽器となるヴォーカルはやっぱり大変だなとしみじみ思いました。
とくにこの2人のように、ハイトーンヴォイスを武器にしているヴォーカリストは、喉への負担も大きいし、体力の衰えと共に音域が狭くなる事実はどうしても避けては通れないんだなと苦労話が聞けました。
それでも日々、リップロールやファルセット(裏声)などで喉の緊張を取ったり、無理のない声の出し方を研究しているようです。
大衆に支持される天性の声!
私がこの対談を見ていて印象に残っていることは、持って生まれた声質(トーン)の話です。
歌は、ある程度練習をすれば上達はするけれど、自分の声質は一生変わらない。
一般大衆に支持される良い声の持ち主と言うのが音楽の世界ではあり、カーペンターズやエアロスミスや稲葉浩志の声などはそれに似た性質があるというくだりがとても印象的でした。
[blogcard url="https://guitar-hide.com/joe-perry-guitar/"]
たしかに音程(ピッチ)をいくら正確に合わせられるようになっても、どうしても好きにはなれない声とか好みはありますからね。
この話を聞いて真っ先に思い立った天性の声の持ち主は、男性だとマイケル・ジャクソンで、女性だとマライア・キャリーでした。
日本語と英語の違い!
LOUDNESSは、日本のバンドが世界で通用することを証明した先駆者的な存在です。
しかし、30年前に日本のバンドが世界で勝負するには、英語での歌詞が絶対条件であり、二井原実は英語の発音に相当苦労したようです。
よく聞く話ですが、RとLの違いや、子音が多い点と声を響かせる喉の位置が低いことなども違いとして挙げられていました。
今は逆にアニメやヴィジュアル系バンドなどの日本独自の文化が、海外で受け入れられ、日本語のままで歌うことがマーケット的にも許されてきたようで、もっと沢山海外に出て勝負してほしいとも言っていました。
二井原実の話は、とても勉強になりますが、この人の話自体が関西出身もあってかおもしろいです。
(対談動画)
ある意味生きるレジェンド(伝説)のヴォーカル同士の対談は、歴史もあり夢もありました。