オールマン・ブラザーズ・バンドのリーダーとしてバンドを率いていたデュアン・オールマン。(愛称はスカイドッグ)
セッションミュージシャンとしても有名で、キング・カーティスやエリック・クラプトンなどをはじめ多くのミュージシャンの作品に貢献。
残念なことに交通事故で24歳という若さでこの世を去りましたが、短い生涯の中でもスライドギターの名手として多くのギタリストに影響を与えてきました。
今回は、デュアン・オールマンのギタープレイの特徴と使用機材に関して紹介します。
音声動画はこちら。
デュアン・オールマンのギタープレイ!
デュアン・オールマンのギタープレイは、サザンロックとブルースの音楽が根底にあり、いかにもアメリカ南部の土臭い雰囲気とフィーリングが音に宿っています。
そして、代名詞であるスライドギターを使ったリードフレーズが天才的に上手いし、センスがあります。
スライドギターは、音程を外しがちになりますが、彼は耳がとても良いので、ヴィブラートをかけた時のピッチも含めてすごく安定しています。
使用機材!
ギブソンレスポールのSGタイプを愛用していました。
アンプは、フェンダーのTwin Reverb。(マーシャルのベースアンプも使っていたことも)
そして、プレイの代名詞となっているスライドバー。(コリシディンの風邪薬の瓶を本人は使うようです)
そして、男らしくエフェクターは一切使いません。
デュアン・オールマンのおすすめ曲を紹介します。
Whipping Post:
オールマン・ブラザーズバンドからの楽曲です。
個人的には少しプログレっぽい印象がありますが、土臭い雰囲気は満載です。
Layla(いとしのレイラ):
エリック・クラプトンの作品に共演した名曲です。
クラプトンは、はじめてデュアンのギタープレイを聴いた時に「すごい若手のギタリストがいた!」と衝撃を受けて直接彼にオファーをした程に惚れ込んでいました。
クラプトンのサポートメンバーですが、完全にデュアンのスライドギターのプレイが際立っている楽曲です。
中盤のピアノが入ってからのギターソロは本当に可憐・繊細な美しいメロディーです。
デュアン・オールマンが影響を与えたもの!
上映した映画である「エリック・クラプトン 12小節の人生」の中でもクラプトンの歴史の中のエピソードとしてもデュアン・オールマンは出てきました。
ギタリストは観るべし、映画「エリック・クラプトン 12小節の人生」を観てきた!
この映画は、本当に豪華なトップミュージシャンたちがアーカイブ映像として出てきたのですが、その中でもデュアン・オールマンのギタープレイは本当に印象強く心に残りました。
使い古された言葉ですが、「ギターに魂が籠っている」という表現がぴったりで、1回彼のギターの音を聴くと忘れられない強烈な個性とインパクトがあります。
そして、彼のギタープレイと意志を現在引き継いでいるギタリストと言えば、現代の世界3大ギタリストの1人であるデレク・トラックスです。
はっきり言ってミュージシャンとしてのセンス・技術・表現力はデュアン以上の逸材で本当にすごいの一言です。
スライドギターを巧みに使い、ギターの使用機材も含めてオールマン・ブラザーズバンドから多大な影響を受けているのは明らかです。
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幅広い音楽ジャンルに精通しているので、色々と勉強になるバンドです。(耳の肥やしにして下さい)