ゲスの極み乙女のギターヴォーカルであり、バンドの中心人物である川谷絵音。
世間では、タレントのベッキーとの不倫騒動や離婚届のことを「卒論」と名付けて行動していたことで、今では音楽をあまり聴かない層にまで逆に認知されてきた感がある旬な人である。
かくゆう私も今回のベッキーとの不倫騒動が起こるまでは正直なところ、ゲスの極み乙女の音楽をちゃんと聴いたことがなかったです。
しかし、今回のことで少なからずこのバンドのことが気になり、実際にバンドの音源を聴いてみましたが、近年稀にみる音楽センスの塊があり、逆にファンになってしまいました(笑)。
さらにこの川谷絵音というアーティストを深掘りすると、実はバンドも掛け持ちしていて、メジャーデビューしていたんです。(掛け持ち好きですね)
バンドの経歴などを調べてみると、ゲスの極み乙女よりも以前にバンドを結成しており、活動期間も長いです。
indigo la End!
彼がもう1つ活動しているバンド名は、indigo la End(インディゴ ラ エンド)と言う一見読みにくいバンド名です。
こちらは、ゲスの極み乙女とは異なり、正統派的なロックバンド編成であり、全員が男で、ヴォーカル・ツインギター・ベース・ドラムというロックバンドです。
何か以前のインタビュー記事などを見ていると、どうやら本人の中でのメインバンドはこちらであり、ゲスの極み乙女は遊び感覚で組んでいて、そんなに真剣にやるつもりはなかったらしいですね。(世の中は皮肉なものです)
そして、このバンドの作詞作曲も全て川谷絵音が作っていますが、やっぱり光るものがあって曲もかっこいいです!
各バンドの印象
個人的な感想では…
indigo la End⇒美メロを生かしたコードアレンジの直球勝負。
ゲスの極み乙女⇒色んな音楽をミックスしたプログレ的な複雑な曲構成の変化球タイプ。
曲を作る引き出しが多く、歌詞の世界観も独特で、この男の音楽の才能は本当に素晴らしいの一言です。
バンドマンとしては遅咲き!
1番最初に買ったCDは、EXILEであると公言しており、ギターを始めたのも大学に入ってからとのことなので、バンドマンとしては遅咲きです。
しかも本人はお笑い芸人志望だったらしく、どこでその音楽の素養が育ったのかがよくわかりません(笑)。
しかし、大学の軽音学部に入ってからは、毎月CDを40枚位は買いあさるようになり、恐らくはそこで音楽の耳やセンスが身に付いてきたのだと思います。
確信的異端ギタリスト!
彼のプレイスタイルは、ギタリストっぽくないギタリストです。
「ギターが大好きっ!」というギターキッズではなかったらしく、あくまでも自分の音楽を表現する道具の1つであると捉えているタイプで、自己流でやってきてるので変なクセがあります。(それが個性に繋がっていますが…)
ディストーションサウンドなどの歪んだ音作りのギターが嫌いらしく、クランチからクリーン寄りのギターサウンドが彼のギタートーンになっています。
そして、1番疑問なことは、両バンドともそうですが、彼はカポ(capo)を常に付ける点です。(もう1人のギターは付けません)
まあチューニングや曲のキーなどの問題もあるかとは想像がつきます。
しかしギター本来の鳴り感は減ってしまうし、自分で曲を作ってるんだからそこを加味した上でメロディーやコード進行を付ければいいのにと個人的には思ってしまいます。
メロディーセンスは抜群!
本人も1番メロディーラインにはこだわっているらしく、歌メロや彼がつくるギターフレーズも音の飛び方やスケールの音の選び方も普通のギタリストとは一風変わっています。
とくにゲスの極み乙女の曲の構成は、「奇をてらう」戦法的なアプローチが多いですが、それでも耳に残るようなメロディーラインを作る辺りは、流石としか言えません。
indigo la Endの曲はわりとわかりやすいです。(キャッチーです)
悲しくなる前に:
美メロで切なさが混ざったギターロックって感じですね。
印象的なイントロのギターフレーズとサビ中のカッティングがかっこいい曲です。
ゲスの極み乙女が作る音の世界観とは真逆なイメージで、作曲する音楽の幅が広いです。
音声動画はこちら。
他のアーティストの方にも積極的に楽曲提供もしており、その作る音楽の幅も広くて本当に多作です。
今後も注目していきたいアーティストの1人です。