デーモン閣下がギタリストに求めることがかなり的を得ている件!
2,015年に地球デビュー(?)30周年を迎えてツアーを行った聖飢魔Ⅱ。
今でもちゃんとバンドのコンセプトもキャラクター設定もブレずに活動をしている点は尊敬にあたります。(演奏も上手いです!)
ある音楽雑誌のインタビューで、バンドのリーダーであり、結成当時から活動しているボーカルのデーモン閣下が音楽とギターに関してインタビューに応えていました。
その応えが、ギタリストにとっては色々と勉強になることがあったので記事を紹介します。
(以下記事を一部引用)
インタビュアー:ボーカリストとしてギタリストに求めることはなんでしょう?
デーモン閣下:けじめがついていること。
ロック・バンドにおいてギタリストはやっぱり華でもあるので、当然"ここは俺の見せ場だ!"というところは、どんなギタリストにもあってしかるべきだと思っているわけだね。
だから、聖飢魔Ⅱでなくて、吾輩がソロでロックのコンサートを回る時でも、サポートのギタリストにスポットライトが当たる場面は作りたいと思っている。でも"ここは歌でしょ"というところでは、しっかりと裏方に徹することができるというように、メリハリがつくギタリストがいいね。
それは音作りも含めて。ルーク参謀なんかは、そういうところはすごく繊細で機密だね。
インタビュアー:最後にギタリストを志す読者にメッセージをお願いします。
デーモン閣下:吾輩が?へへへへ……、リードばかり練習しないでしっかりと刻むことを練習せよ!
確かに自分が脚光をあびる部分を上手にこなしたいという気持ちはわかるけれども、"この曲良かったね、カッコ良かったね"という評価は、リードをちょっと間違えたくらいでそんなに変わらないから(笑)。
それよりも、曲全体を通して、演奏がほかのメンバーとしっかり息が合っていてカチッとしていることのほうが、よほどカッコいいことだし、重要なことである。
リズムギターが重要!
リードプレイ(ギターソロ)をカッコ良く弾けるようになりたい気持ちはすごくわかります(笑)。
とくに聖飢魔Ⅱのような、ハードロックやヘヴィメタルのような音楽ジャンルでは、ギタリストは花形ポジションであり、目立つことができますからね。
しかし、楽曲の中の割合で言ってしまえば、3~4分位で出来てる曲の中で、ギターソロがあるのはせいぜい20秒前後であり、ソロとバッキング(伴奏)の比率は1:9位だと思います。
他は、基本的にはリズムギターで歌を支える伴奏楽器の役割です。
ミュート奏法が命!
ハードロックやヘヴィメタルみたいに、ギターリフ中心の場合も、ポップスやファンクやブルースなんかの音楽でもリズムギターで重要な肝はミュート奏法です。
ディストーションサウンドで、ダウンピッキングでリズムを刻む時もミュートが命!
クリーンやクランチサウンドで、カッティング等でリズム感を出す時もミュートが命!
ギタリストにとっては、ミュートの基本を押さえた上で、ピッキングの力加減や緩急を付けるプレイはとても大切になってきます。
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デーモン閣下のアドバイスに習ってけじめがあるギタリストを一緒に目指しましょう(笑)。
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