ソロのアーティストとして19歳の時にデビューしてから、ポイズンやMR BIGなどのバンドにも在籍し、現在はビリー・シーン、マイク・ポートノイのビッグネームの2人とバンドを結成したリッチー・コッツェン(以下:リッチー)。
ザ・ワイナリー・ドッグスというバンド名の3ピースの構成でギターヴォーカルを務めています。
バンド以外にもソロや他のプロジェクトにも積極的に参加する人なので、作品をリリースする制作期間が短く多作なことで有名なミュージシャンである。
今回は、本職はギタリストだけど、歌も上手く、ベースもドラムもピアノもある程度弾けるマルチプレイヤーであるリッチー・コッツェンのギタープレイと使用機材に関して紹介します。
音声動画はこちら。
リッチー・コッツェンのギタープレイ!
リッチーはデビュー当時の頃は、ネオクラシカル系のテクニカルギタリストとしてのプレイを前面に押し出していました。
しかし年々その傾向は薄くなり、本来持っていたR&Bやエモーショナルなプレイを真骨頂としています。
ロック・ファンク・ブルース・ジャズなどあらゆる音楽スタイルを身に付けており、グルーヴ感のあるカッティングプレイや、指板上を華麗に流れるレガート系の速弾きフレーズを得意としています。
高度なテクニックは持っていますが、あくまでも楽曲ありきのメロディー志向を大切にしており、アドリブやソロを弾く際も歌うようなフレーズ作りを意識しており、「名手」と言われるギタープレイヤーである。
昔は、ピックを使って弾いていましたが、今はジェフ・ベックを意識してるのかはわかりませんが、全て指弾きで弾いており、また1つモンスターギタリストへの階段を昇りつつあります。
端的に説明した動画はこちら。
使用機材!
リッチー・コッツェン本人が、自身の機材を紹介しているのでそれを添付します。
リッチーのギターと言えば、昔からフェンダーのテレキャスターですね。
アンプは、現在は生産終了したコーンフォードとレコーディングではマーシャルも使用しています。
マーシャルのJCM800。
エフェクターもシンプルで、オーバードライブとディレイとリバーブとワウペダルだけです。
リッチーは全て特注で作ってもらっているようですね。
Tech21のオーバードライブ。
自身でも開発に携わったマルチエフェクター。(空間系が入っています)
昔使っていたジムダンロップのワウペダル。
最後にザ・ワイナリー・ドッグスのかっこいい曲を紹介します。
オススメ曲!
Oblivion:
3人とも全員が世界トップクラスのミュージシャンの集まりですからテクニック・音圧・説得力があり、曲もキャッチーでわかりやすいです。
ただギターに関して言うと、やはりロック調の曲はピック弾きの方がアタック感が強調されて良いと思うのですが、リッチー先生のこだわりの意図が少しわかりません...。
(おまけ)
リッチー・コッツェンが在籍時のMR BIGの名曲です。
Shine:
やっぱりこの曲はいつ聴いても色褪せないですね。
ハイトーンヴォイスが特徴のリッチーですが、この位の中音域で歌うヴォーカルの方が個人的には好きです。(それでもキーは高いですが...)
リッチー・コッツェンが影響を受けたもの!
リッチー・コッツェンのプレイスタイルは本当に幅が広く、ミュージシャンとしての才能や懐も深いです。
特定のギタリストから多大な影響を受けたタイプではなく、プリンスみたいに様々な楽器を弾くことができるため色んな楽器や音楽のエッセンスを吸収しています。
ただ個人的に思うところは、近年彼はピック弾きから指弾きにプレイスタイルを変更しており、しかもそのテクニックと表現力がさらに繊細に細かくなっているので、少しジェフ・ベックを意識してるのかな?と思う節があります。
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過去にポール・ギルバートに代わって在籍していたMR BIG。
わかりやすいキャッチーな曲が多いので、洋楽初心者の登竜門としても最適です。