エクストリームのギタリスト（コーラス担当）であり、バンドの中心人物でもあるヌーノ・ベッテンコート（以下：ヌーノ）。
バンド以外にもソロでの活動や、ジャネット・ジャクソンやリアーナなどの大物アーティストのバックミュージシャンも務めるフットワークの軽さと信頼を持ち合わせているミュージシャンである。
元々ドラムから楽器を始めて、ベース・ピアノも弾けて自身のソロアルバムでは、全パートを弾いて録音して歌も上手いというマルチプレイヤーでもある。
今回は、ギターヒーロー像として日本でも人気の高いヌーノ・ベッテンコートのギタープレイと使用機材を紹介します。
音声動画はこちら。
ヌーノ・ベッテンコートのギタープレイ！
エクストリームとして、メジャーデビューをする前から地元アメリカのボストンでは、高い演奏能力と音楽センスを評価されていただけに、高度なテクニックと作曲能力が非常に高いギタリストです。
とくに特筆すべき点は、抜群のリズム感を持っており、音楽を表現する躍動感やグルーヴ感が天下一品であり、「ファンク×メタル」の融合として、ファンクメタルと称されて、デビューと当時に一気に世界的に有名なギタリストとして名を広め、多くのファンやフォロワーを集めました。
ヌーノ本人も公認している通り、ヴァン・ヘイレンから多大な影響を受けており、ライトハンド奏法や速弾きなどの派手なギターソロを弾くことも武器の1つである。
それと同時にバンドでは、多彩なコーラスワークも魅力の1つであり、楽曲を盛り上げるためのアレンジのセンスも高いミュージシャンの１人であります。
使用機材！
ヌーノ本人が、自身の使用機材を紹介しているので、その動画を添付します。
ギターは昔からワッシュバーン社とエンドース契約をしており、「Nシリーズ」としてギターを作ってもらっています。
アンプは、2012年からランドールから自身の「NB KING100」を制作してもらい、それを使っています。（元はマーシャル）
長年使っていたのが、マーシャルアンプのJCM800シリーズです。
エフェクターも割とシンプルで、ディレイ・フェイザー・オクターバーのBOSSの製品を使っています。（動画内ではマルチエフェクターも使っているようですね）
BOSSのDD-3（ディレイ）。
BOSSのOC-3（オクターブ・エフェクト）。リズムギターで重宝します。
MXRの定番フェイザー。
プロコのRATディストーション。（リード用）
ヌーノは、ギターリフ中心の芯がありコシのあるリズムプレイを好むので、エフェクターを多用するタイプのギタリストではなく、曲のピンポイントでアクセントとして使うことが多いです。
エクストリームのオススメ曲を紹介します。
Cupid's Dead：
これぞヌーノの天性のリズム感とかっこいいバッキングプレイが聴ける名曲です。
最初にこの曲の中間部を聴いた時の衝撃は凄かったですからね。
「ギター・ベース・ドラムが息を合わせてリズムと音で遊んでる！」と思いましたからね。
（おまけ）
ソロの時の作品で個人的に大好きな楽曲です。
No Regrets:
ヌーノは、歌も上手いからずるいですよね。（ギターヴォーカル）
彼は、演奏重視よりもパフォーマンス重視の魅せるギタリストなので、演奏が荒い時もありますが、ギターを弾いてる姿はめちゃくちゃかっこいいです！
ヌーノ・ベッテンコートが影響を受けたもの！
ヌーノ自身も公言していますが、彼のギターヒーローは、エディー・ヴァン・ヘイレンであり、エディーからは多大な影響を受けています。
リズムの切れ味・コードバッキングのセンス・耳に残る強烈なギターソロなどは、エディーのギター遺伝子をそのまま引き継いでいる感じです。（２人ともドラムから楽器を始めてるという共通点あり）
後は、レッドツェッペリンとクイーン。
とくにクイーンのコーラスワークや曲のアレンジのセンスや芸術性にヌーノは惚れ込んでおり、かなり研究して自身の音楽活動にも生かして取り入れています。
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卓越した演奏テクニックと楽曲のセンスが光るエクストリームの音楽は、とくに派手なギタープレイが好きな人にとっては、ドンピシャでハマる音楽だと思います。