ギター初心者の頃や、ギターを弾き始めた時期が同じ位の人との間でも、メキメキとギターが上達していく人と、なかなか上達しない人というのがあります。
今回は、ギターがなかなか上達しない人の特徴とその打開策についてお話していきたいと思います。
まず1つめの特徴は…
練習量の差!
ギターに限らず、楽器の習得に関してはある一定の基礎を身体で覚える期間があります。
同じ時期にギターをやり始めて年齢も体格も似たような2人がいたとして、1人は毎日30分はギターを必ず弾きます。
そして、もう1人は毎日3時間はギターを弾くとします。
この練習時間の努力の差に関しては、ほとんどの人が納得すると思います。
この考え方が全てではありませんが、ある程度は費やした練習量に比例してギターは上達していきます。
「継続は力なり!」と言いますが、本当にその通りです。
そして、大切なことは、「どうしたらもっとモチベーション高くギターの練習に打ち込めるようになるのか?」
それは、明確な期限を決めて具体的な目標を作ることです。
逆に言うと、明確な期限付きの目標がないからイマイチギターの練習に身が入らなかったり、やる気やモチベーションが続かないのです。
2つめの特徴は…
自分のプレイを客観的に聴いていない!
これもとくにギター初心者の頃に出てくる傾向ですし、伸び悩んでる時期にもある傾向ですが、とにかく演奏中に自分の手元ばかりを見ていて、自分の音や周りの音をあまり聴いていないことです。
独立演奏になっており、周りのリズム(グルーヴ感)と自分のプレイが合っていないことにすら気づいていないケースも多いです。(最悪です!)
この問題を解決するには、とにかく自分の演奏を録音することです。
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そして、録音した音源を客観的に且つ冷静に聴き比べて修正していくことが大切です。
案外自分のプレイを定期的に録画・録音して自己チェックをする人は少ないので、これは非常に効果が高い方法となります。
とくにバンド活動をしていて、2本以上のギターを重ねてる場合は、音色や音量のバランスなども気を配る為にも非常に大切なポイントとなります。
3つめの特徴は…
立ってギターを練習することが少ない!
とくに家で1人でギターを弾く人に多いですが、座ってギターを弾くことばかりで、あまりストラップをつけて立ってギターを演奏することが少ないです。
これはバンドマンにとっては致命的となりえます。
当然難易度的には、ギターを立って弾く方が普段とは違い少し弾きづらいです。
だから普段から立ってギターを演奏して、ギターの目線や、手の距離感や感覚などを慣らしておく必要があります。
さらに言うと、全身が映る姿鏡で自分が実際にギターを弾いているプレイフォームなどを確認しながら練習をすると、変な照れだったり、あがり症になりがちな精神状態を落ち着けるのにも効果があります。
例えるなら、ダンスを踊る人は必ず鏡の前に立って練習をします。
そして、4つめの特徴は…
本番を想定したイメージトレーニングなどをしていない!
イメージトレーニングは、軽視されがちなことですが、人間の脳の構造として、「意識していることと、無意識の状態とでは脳は本当は区別をしていない」のです。
裏を返すと、実際にギターを触ったりしなくても明確にイメージトレーニングをすることが出来ると、脳は実際にギターを弾いていると錯覚するのです。
この脳の構造をスポーツ科学では早くから知っていたので、アスリート達はイメージトレーニングを大事に思い積極的に練習の中に取り入れています。
本番などの緊張感の克服の為にもこういったメンタル面での向上の為にイメージトレーニングをすると良いです。
まとめると…
ギターを効果的に上達させるには…
1、期限を決めて明確な目標を立てること。(練習量の差)
2、自分の演奏を定期的に録画・録音をしてチェックすること。
3、普段から立ってギターを弾くこと。
4、イメージトレーニングを取り入れること。
となります。
以上のような点を意識してギターの練習をしてみて下さい。
意識しないで練習を続けるよりかは、はるかに効率的にギターを上達させることが可能となります。