ギターに限らず、楽器の習得やスポーツの上達具合などは、何事も上達・成長過程の中で必ず波があります。
ある人は、一気に上手くなる人もいれば、なかなか上達のペースが遅い人がいたり、すごく順調だったのにある時点でピタッと成長が止まってしまう方もいます。
今回は、そんな壁や課題にぶち当たった時の対処法と心構えをお伝えしたいと思います。
割と簡単に乗り越えられる壁と時間がかかる壁の違い!
まず最初に理解してほしいことがあります。
それは、ギターに限って言えば、すぐに乗り越えられる課題もあれば時間を要する課題もあるということです。
例えば…
比較的簡単に乗り越えられる壁や課題
・ギター初心者の最初の関門のFコードが押さえられない。
・ギターのコード(和音)が覚えられない。
・8ビートの基本リズムのアクセントが付けられない。
・右手と左手のタイミングが合わない。
・シンプルなコード進行でのアドリブソロが出来ない。
などは、正しい知識とコツを知って、練習をすれば割とすぐに弾けるようになります。
反対に…
時間がかかる壁や課題
・音感を鍛える。(耳コピ等)
・リズムをただ合わせる演奏ではなく、グルーヴ感を感じさせるノリの良い演奏。
・速弾きやテクニカルなプレイ。(レベルにより、少し練習すれば出来るタイプもあります)
・良いギタートーンを出すこと。
・コードバッキング(伴奏)を組み立てること。
など、細かく言うと他にもまだありますが、これらのものはすぐに何とかなると言う類ではありません。
地道な練習と日々音楽に対する自己探求が欠かせません。
壁や課題が出た時の対処法!
ギターは、ただがむしゃらに好きなことを練習したり、好きな曲をコピーをしてもある程度は上達しますが、必ず壁や課題は出てきますし、やる気やモチベーションが下がる時期があります。(私も何度もありました!)
その伸び悩んでる時期や期間が長引くと余計に焦ったりして悪い循環に陥ってしまいます。
それを断ち切るには、新しい知識と新しい行動を取り入れることです!
知識に関しては、本屋などで教則本やDVDや、ネット上にも沢山あります。(音楽理論や機材の使い方など...)
そして、新しい行動とは、今までとは全く違う練習メニューを取り入れることです。
時には、根本的に今までの慣れた自分のプレイフォームを矯正せざるをえないかもしれません。(私はピッキングフォームを何度か直しました)
ギターが上達するための3つの心構え!
持論ですが、ギターが上手くなるための3つの心構えを伝授します。(他の楽器でも共通する部分)
1、焦らずに気長に取り組むこと
もう断言して言えますが、ギターが上達する為のポイントやコツなどはありますが、近道や抜け道はありません。
残念ながら裏ワザはありませんし、練習をしないと上手くはなりません。
結局のところ「継続は力なり!」です。
2、素直になること
ギターを弾き始めた頃は割と大丈夫ですが、1年、2年経過してきた人には出てくる悪い傾向があります。
それは、自己流を貫き通すことです。
上手くいっていればそれでいいですが、そうではない時に人のアドバイスや助言を聞き入れない人は行き詰ります。
素直さと柔軟な心構えを持ってる人は上達も早いです。
3、楽しむための工夫をすること
人は同じことを繰り返すとどうしても飽きてきます。
それと同じで似たような音楽ジャンルのものばかりを聴いたり、好きな曲をコピーをしていても飽きてくる時が来ます。
また、運指練習やスケール練習などに代表されるような基礎練習もある種、ゲーム感覚で取り組む姿勢も大切です。
今弾けるテンポが、BPM=120なら、「来週は130で出来るようにしよう。」
こんな感じで、RPGの「ドラゴンクエスト」のレベル上げのような遊び心を持つことも重要です。
以上の3点のギターが上達するための心構えを意識して、壁や課題にぶち当たった時は、「新しい知識と新しい行動」を取り入れてみて下さい。
きっとぶち当たった壁を打破できると思います。
まとめると...
・ギターに限らず、楽器の上達具合には必ず波があります。
・割と簡単に克服できる壁や課題と、時間を要するものの2つがあることを知っておくと心に少し余裕ができる。
・やる気やモチベーションが下がった時は、「新しい知識」と「新しい行動」を取り入れること。
【ギターが上達する3つの心構え】
1、焦らずに気長に取り組むこと。(継続は力なり)
2、素直になること。(アドバイスを求めること)
3、楽しむための工夫をすること。(練習をゲーム感覚で楽しむこと)
いかがでしたか?
少し意識してみると、どれもできることばかりかと思います。
反対にあまり意識しないでダラダラと練習をしていてもあまり効果はありません。
何かのヒントになれば幸いです。