ジョージ・ハリスンは、世界一有名で後世に多大な影響を与えたビートルズのメンバーでありギタリストです。
ビートルズ在籍時は、1番年下であり、どちらかと言えば影の薄い存在でしたが、バンドが解散した後は、独特な音楽性で1番アクティブに音楽活動をしたミュージシャンです。
ジョージ・ハリスン(1943年2月25日生まれ)
イギリスのミュージシャン。
ザ・ビートルズのメンバーである。
ビートルズ解散後もソロミュージシャンとして、長期間活躍した。
また、エリック・クラプトンとの長きに渡る親交もよく知られている。
1999年には暴漢に襲撃され、重傷を負ったこともある。
2001年に肺がんのため死去。(享年58歳)
(ウィキペディアより引用)
音声動画はこちら。
ギタープレイの特徴!
ジョージ・ハリスンのギタープレイの特徴は、テクニックを前面に出したり、長いソロを延々と弾くタイプではありません。
まずは楽曲ありきで、ヴォーカルのメロディーラインを支えるバッキング(伴奏)に徹することがビートルズ時代は求められていました。
そして、あまりギタリストっぽくない発想やフィーリングでフレーズを組み立てていくので、ある意味では個性が際立っています。
ジョージ本人もとくにギターという楽器に特別に重きを置いているわけではなく、様々な楽器に挑戦して楽曲で使用しています。
シタールや12弦ギターなどの弦楽器の他にもシンセサイザーもいち早く取り入れたミュージシャンの1人です。
しかし、スライドギターの表現力はピカ1であり、インド音楽や哲学からの影響を受けているのがわかります。
インド哲学に影響を受けた音楽人生!
ジョージ・ハリスンは、1960年代の後半からインド音楽とその背景にある哲学に魅了され、メンバーを誘いインドに行き、ヨガや瞑想のトレーニングを受けています。
何がきっかけでインド哲学に魅了されたかはわかりませんが、恐らく世界で1番有名なバンドになり、ツアーとレコーディングの多忙な日々に心身共に擦り切れていて心の拠り所を探していたのだと思います。
とくにインドの聖人であるパラマハンサ・ヨガナンダの思想からは多大な影響を受けており、彼の著書である「あるヨギの自叙伝」は常に自宅に数冊はストックしてあり、親しい友人に配っていたほどでした。
ジョージ曰く「あの本がなければ、今の私はいません」と...
ちなみに名著である「あるヨギの自叙伝」は、故スティーブ・ジョブズが唯一自身のi padにダウンロードしており、禅や瞑想・東洋思想の世界観に感化されたものとして有名なほどです。
オススメ曲!
ジョージ・ハリスンの個性が出ているオススメ曲を紹介します。
Something:
ビートルズのバラード曲です。
優しく甘美的なオブリとギターソロが特徴的です。
My Sweet Load:
ソロになってからの曲です。
アコースティックギターと淡々としたメロディーラインが心地よい名曲です。
そして、歌詞の内容がそのまま「神」への愛を謳ったものです。
曲の後半ではヒンドゥー教の神の名前が連呼されています(笑)。
Give Me Love:
これもヒットしたジョージの代表曲の1つです。
起伏に富んだ曲の展開ではなく、じわりじわりと曲の良さが伝わってくるのがジョージ流です。
いかがでしたか?
かなりコンパクトにまとめた曲の紹介です。
ギタリストとしての評価の程は!?
過小評価されたギタリストとしてよく名前が挙がってくるジョージ・ハリスン。
それは時代の流れも大いにありました。
ビートルズ時代では、天才ソングライターが2人(ポール・マッカートニーとジョン・レノン)がメンバーの中におり、同年代ではジミヘンやエリック・クラプトンなど、輝かしいギターヒーローたちが周りにいました。
どうしてもそんなギタリストたちと比べると、ジョージ・ハリスンのギタースタイルは控えめで少し物足りなさを感じてしまうのです。
テクニック面では正直なところ上手いと思えるギタリストではありませんが、ミュージシャンとして大切な個性や感性(センス)は十分にレベルが高く曲のセンスもいいです。
究極的に言ってしまえば個人の好みの問題だし、ものさしで測るのが音楽ではないと思います。
多くの人から愛されていたが、実は愛に飢えていたジョン・レノン!
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数々の名曲をこの世に生み出したビートルズ。
是非この機会にバリエーション豊かな彼らの音楽に触れてみてほしいと思います。