1980年代に絶大な人気を誇っていたイングヴェイ・マルムスティーンの後釜ギタリストとしてアルカトラスのバンドに加入し、その後はソロとしても長い音楽キャリアを積んでいるスティーブ・ヴァイ。(以下:ヴァイ)
ジョー・サトリアーニからギターを教わり、天才ミュージシャンのフランクザッパの弟子だった為、ヴァイ自身の音楽性や表現力の高さも他のミュージシャンとは違い、群を抜いています。
今回は、スティーブ・ヴァイの心に響く名言とギタープレイの特徴と使用機材を紹介したいと思います。
音声動画はこちら。
スティーブ・ヴァイの名言集!
変化するモノを基準として自分のアイデンティティを創ってしまうと、必ず苦しむことになる。
これは、若手ミュージシャンに向けて贈ったアドバイスの一部です。
音楽業界は非常に流れが早いし、流行りなどの浮き沈みも激しい世界です。
そこで常に新しい音楽や変化するモノを基準とすると、「本来の自分自身を見失います。」
そうならない為にも心を落ち着けて、内なる自分としっかりと対話することをヴァイは提唱していました。(瞑想など)
譜面はモナリザよりも美しい!
この言葉はかなり有名だし、いかにもヴァイらしい表現ですね。
ミュージシャンとして有名になる前に、読譜や譜面起こしの仕事をしていただけに、譜面を見ただけで音楽がイメージできるんでしょうね。
ギタープレイの特徴!
個人的には、スティーブ・ヴァイが奏でるギターの音は、テクニック・表現力・ギタートーンのどれをとっても唯一無二の存在であり、最強だと思っています。
手が大きいことで有名ですが、その恵まれた体格を存分に生かし、速弾き・ライトハンド奏法・スウィープピッキングなどを高次元で表現し、フレーズの組み立て方も独特のものがあります。
色んな過去のアーティストのカバー曲を演奏することが多いですが、どんな曲もヴァイが弾くとヴァイ独特の歌い回しになり、アレンジのセンスも含めて自分の曲のようにしてしまいます。
エフェクターを使った表現力とセンスも抜群であり、ギターを取り扱った音の探究心やテクニックは世界でも5本の指には入っていると思います。
また、ロック・ブルース・ジャズ・クラッシックなどあらゆる音楽ジャンルに精通し、常に新しい音を探し求め譜面を読む能力も高く、音楽理論の知識もあり耳も良いので、セッションやアドリブなどを見てもプロ同士のステージであっても次元が違うなと思ってしまう凄みがあります。
使用機材!
スティーブ・ヴァイ自身が使用機材を紹介している動画を添付します。
ギターは、昔からアイバニーズから自身のモデルを作ってもらっています。
7弦ギターの開祖的な存在なので7弦ギターも。
レガシーのアンプは昔から使用していますが会社自体が今は事業停止したので今後はどうなるでしょか!?
エフェクターはさすがに数が多いですが、動画を見る限りでは、スウィッチボードに上手くプログラミングして、ライブで使いやすいようにセットアップしています。
多くのミュージシャンが愛用しているFractal Axe-Fx II。
BOSSのディストーション。
デジテックのワーミーペダル。(ヴァイのワーミーペダルの表現はヤバイです)
MXRの定番のフェイザー。(多くのミュージシャンが愛用しています)
モーリーと共同で制作したワウペダル。
(おまけ)
ギターに関してのこだわり等を話しています。
最後に1曲だけオススメ曲を紹介します。
オススメ曲!
Tender Surrecder:
20歳位の時に最初にこの曲を聴いた時は本当にぶっ飛ぶくらい強烈なインパクトがありました。
クリーントーンでの哀愁漂うテーマフレーズから徐々に盛り上がる曲の展開と、テクニックと高ぶる感情をそのままギターで表現してしまう卓越っぷりと言いもう変態です(笑)。
エレキギターで表現できるあらゆる可能性を追求している好例です。
スティーブ・ヴァイの楽曲はAmazon Music Unlimitedでも聴けます!
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ギターで表現できる音楽世界を無限大に広げてくれるスティーブ・ヴァイ。
是非この機会に彼の音楽に触れてみてほしいと思います。