ギターという楽器は、正確に言うと手や指だけで演奏できる楽器ではありません。
なぜなら、まずは出したい音をイメージして、イメージした音に沿うものを選び、手や指を通して音を出すからです。
当然、身体全体でリズム感を感じ取ることもかなり重要な要素でもあります。
しかし、それでも大半は手や指を使い、音に感情や表情を入れることがほとんどなことも事実であります。
先日、ギターや音楽とは全然関係のない分野の本を読んでいましたが、その本の中で教訓やインスピレーションをもらった文言がありますので、それを紹介したいと思います。
仕事ができる人は仕事を楽しむ!
もしドラシリーズで有名になったピーター・F・ドラッカー著書である、「ドラッカー365の金言」の中からの一説です。
仕事ができる人は、仕事を楽しむ。
すべてが面白いわけではない。
決まりきったこともしなければならない。
決まりきったことは山ほどある。
ピアノの巨匠は毎日3時間以上弾く。
面白くはなくとも弾かなくてはならない。
面白くはなくとも、40年経ってもさらに進歩していることを実感する。
あるピアニストは「指に命が宿るまで」といった。
決まりきったことでも楽しむことはできる。
仕事を楽しむ人についても同じことがいえる。
彼らにも同じように決まりきったことがある。
しなければならないことがある。
しかし、仕事は楽しい。
組織にも違いがある。
凡庸と一流の違いというよりは、学んでいる組織と学んでいない組織の違いである。
前者は組織そのものが成長している。
後者は仕事はできるかもしれないが、五時をすぎれば忘れられる組織である。
「アクロス・ザ・ボード」誌収載
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基礎練習は基本的には面白くはない前提で取り組むこと!
ギターや楽器の練習は、スポーツや武道などと通ずることがありますが、いきなり難しい技や実戦形式などをやるとケガをしてしまうリスクが高まります。
それにウォーミングアップをしないと手や指が温まっていないので、思うように指が動かなくてフラストレーションを感じる原因にもなり、弾けないのでさらにやる気がダウンしてしまいます。
「仕事ができる人は仕事を楽しむ」とは、私なりの解釈では仕事自体が面白いわけではなく、仕事を通じて成長する過程が楽しいのだと思っています。
誰でも得意・不得意や、好き・嫌いな仕事や作業はあることなので、頭ごなしにつまらないと思うのではなく、「これを通して成長しているんだ!」と思うと少しは前向きなイメージにならないですか?
そして、これをギターに例えると、私も過去に何10回と思ったことですが、基礎練習や上達するための反復練習などは面白くはないです(笑)。
今では、成長するために必要なことと割り切ったり、修行の一貫であると思えますが、最初の頃は苦行だと思いました。
指に命が宿るまで弾き続けること!
音楽表現としては、「魂がこもってる」とか「感情を込めて」などと言いますが、「指に命が宿るまで!!」とはとても的を得た良い表現だと思います。
私はまだまだその領域には達しませんが、ピアノの巨匠のように40年経過してもまだ進歩してることを実感できるように日々のギターの練習を楽しみたいと考えています。
音声動画はこちら。
「指に命が宿るまで」演奏を楽しめたら本当に幸せですよね!?
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