1990年代に華々しくメジャーデビューをし、日本の音楽業界だけではなく、海外のメディアからもヴィジュアル系ロックバンドのトップアーティストとしても幅広く認知をされているLUNA SEA(ルナシー)。
超個性的なメンバーの集まりであり、個人と個人の激しいアイデンティティーの音のぶつかり合いが、激しくもあり、切なさもあり、音楽の科学反応が上手く反映されている1つの象徴のような数少ないロックバンドがLUNA SEAです。
今回は、各メンバーの音の履歴書と題して、音楽のバックボーン(背景)に関してまとめてみたいと思います。
目次
河村隆一!
バンドのフロントマン(顔)であり、抜群の歌唱力を持っているヴォーカルのRYUICHI。(河村隆一)
ソロ活動での印象や、見た目が穏やかで爽やかなイメージがありますが、実はメンバー内で1番ハングリー精神が強く、極限まで追いつめて自らの高みを目指している人です。
見た目とのギャップが最も激しく、今は少しレーザー技術で消してる部分がありますが、実は10代の頃から腕には立派な刺青(タトゥー)が入っており、「気合いを入れるために自ら彫った!」という逸話もある位、狂気な面も持ち合わせており、そこもまた魅力の1つとなっています。
彼が影響を受けたアーティストは、デヴィッド・ボウイとビートルズとU2のボノです。
とくにビートルズのメロディーセンスやポップ感などは自然と引き継がれている感覚があります。(歌メロ等)
SUGIZO!
ルナシーの中ではリードギターを担当しているSUGIZO。
両親から幼少期の頃からクラシック音楽の英才教育を受けており、ギターよりも先にヴァイオリンを弾いていた経歴があります。
そのためメンバーの中では最も音に対する感覚がシビアであり、機材関連から音色から録音の仕方まで一切妥協を許さない完璧主義者の一面を持っています。
中学生の頃に親に対する反抗心からロックに目覚め、様々な音楽ジャンルに精通しています。
中でもとくに色んな面で影響を受けたと公言しているのが、意外にもプリンスであり、かなり彼のことを尊敬しているようです。
INORAN!
ルナシーの中ではサイドギターを担当しているINORAN。
相方であるSUGIZOとは、音楽性や性格面でも対照的であり、逆にお互いにはない個性を持っていたからこそ上手くバランスが取れてたのかな?とは思います。
音楽に目覚めたきっかけは、ハードロックであり、洋楽全般(とくにアメリカチャート)を青春時代にはよく聴いていたようです。
しかし、良い意味でINORANの奏でるギターからはあまり影響を受けた音楽のバックボーン(背景)は感じられません。
色々と試行錯誤を試み、理論派のSUGIZOとは正反対で、自分の感性や直感で曲を作るタイプであり、本人もよく絵画や色から良いインスピレーションを受けるようです。
J!
ルナシーのリズム隊の1人であるベーシストのJ。
見た目・雰囲気と発言や個性が最もストレートにリンクしている熱い男です。
ルナシーの潜在能力を1番引き上げている人であり、ライブでは「こいつが沸点を上げている!」のが伝わる位にステージ上での爆発力がすごいです。
曲がったことが大嫌いで、純粋にバンドを愛している人なので、最もメンバー間で意見が対立するとヒートアップします(笑)。
Jが影響を受けた音楽はロックやパンクであり、キャッチーでわかりやすいメロディーセンスを持っています。
Jが使っているベースモデルは、日本で最も売れたアーティストモデルであり、「見ていて憧れるベースヒーロー」としての存在感が半端ないです。
真矢!
ルナシーのリズム隊の番長であるドラマーの真矢。
ぽっちゃりした見た目でいじられキャラとして定着していますが、ドラマーとしての実力とセンスは本当にピカ1であり、世界でも十分通用するトップクラスのドラマーです。
真矢に関することで印象に残っているのは、メンバーであるSUGIZOが「ルナシーが売れた理由」に関して語っていたことです。(2人は高校の同級生)
ミュージシャンシップが最も高い
「河村隆一という個性が際立っているヴォーカルがいて、バックを支えるドラムが抜群に上手くて安定感があった」こんな感じのニュアンスでインディーズ時代からヴォーカルとドラムがしっかりしてたから自信を持って勝負ができたと言っていました。
メンバーからも絶大なる信頼を受けており、且つトークもおもしろいという貴重な存在です。
真矢は家柄なのか、「能」や「和太鼓」を昔からやっており、その影響かドラムの1音1音にすごく個性や命が伝わる数少ないドラマーの1人です。
あとは、ビートルズのリンゴ・スターを尊敬しており、歌うようなドラミングを常に心がけているようです。
強烈な個性の塊がLUNA SEA!
はっきり言ってメンバー全員が好きな音楽が違います。
ただこのバンドは「昔の腐れ縁」みたいな絆があり、言ってしまえば全員が隣中学の先輩・後輩の同級生の集まりです。
とくにINORANとJに関しては、家も近く小学生の頃からの同級生です(笑)。
Jが昔、INORANに対して「お前は左利きだからギターが下手なんだよ!」と言って挑発したのも有名な話です。
逆に言えば何も包み隠さずにはっきりと物事を言い合える親友でもあります。
何かこういう昔からの絆や不思議な縁があるバンドは羨ましいし、強いなといつも思います。
ルナシーの最新情報!
LUNA SEAが2025年11月8日・9日の2日間、千葉・幕張メッセにて主催フェスティバル「10th Anniversary LUNATIC FEST. 2025」を開催することが発表されました。
このイベントは結成36周年を記念する特別な公演となり、豪華アーティスト陣が集結します。
DAY-1(11月8日)出演アーティスト
LUNA SEAを筆頭に、多彩なジャンルのアーティストが出演予定:
BRAHMAN
- - ハードコアシーンの重鎮
DIR EN GREY - ヴィジュアル系からメタルまで幅広い音楽性
GODLAND - 注目の新世代バンド
lynch. - ダークでヘヴィなサウンドが特徴
MY FIRST STORY - 若い世代に絶大な人気
Novelbright - ポップロックシーンの話題株
SIAMSOPHIA - 実力派ロックバンド
シド - ヴィジュアル系シーンの人気者
T.M.Revolution - アニソン界のカリスマ
DAY-2(11月9日)出演アーティスト
2日目も負けず劣らずの豪華ラインナップ:
LUNA SEA
- (両日出演)
BUCK∞TICK - ダークウェーブの先駆者
黒夢 - 90年代ヴィジュアル系の象徴
MUCC - 独創的なサウンドで魅了
NEMOPHILA - 女性メタルバンドの新星
凛として時雨 - プログレッシブロックの旗手
ROTTENGRAFFTY - パワフルなライブパフォーマンス
UVERworld - アリーナクラスの人気バンド
THE YELLOW MONKEY - 日本ロック界のレジェンド
9mm Parabellum Bullet - オルタナティブロックの雄
注目ポイント
多様なジャンル共演:ヴィジュアル系からハードコア、ポップロックまで、幅広いジャンルのアーティストが一堂に会する貴重な機会となります。
世代を超えた共演:90年代から現在まで、各世代を代表するバンドが集結。
音楽ファンにとって見逃せないラインナップです。
LUNA SEAの集大成:結成36周年という節目での主催フェス。
バンドの歴史と影響力を改めて感じさせる豪華な顔ぶれが実現しました。
チケット情報や追加発表については、LUNA SEA公式サイトをチェックしてください。
この秋最大の音楽イベントとなりそうな予感です!
ルナシーの楽曲はAmazon Music Unlimitedでも聴けます!
Amazon Music Unlimitedは、1億曲以上の楽曲を月額980円聴き放題できる音楽配信サービスです。
バンドを組んでからのキャリアが35年を迎えたルナシー。
時代の流れなども敏感にキャッチしながら、常に新しい音楽を作りながらもそれでもやはりこの5人が音を出すと、ルナシーらしさが出てくるあたりがすごいです。