現代の世界3大ギタリストの1人として最も若いのに円熟味を帯びたような渋いブルースギターを得意としているデレク・トラックス。(以下:デレク)
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10代の頃から注目されており、スライドギターの腕前と表現力は世界ナンバー1と言われています。
今回は、「スライドギターの名手」と称えられているデレク・トラックスのギタープレイと使用機材を紹介します。
デレク・トラックスのギタープレイ!
デレク・トラックスはピックを一切使わずに、フィンガーピッキングとスライドバーを使って多彩なブルースを演奏することが最大の特徴です。
しかもエフェクターも使わずにアンプ直のサウンドでやる点も他のギタリストとは大いに異なります。(自信と高い技術がないとなかなかできません)
そして、ミュージシャンとしての耳と感性(センス)が抜群にあり、アドリブソロの展開もちょっと想像がつかないようなスリリングな展開だったり、デレクにしか表現できないような独特なギタートーンを持っています。
使用機材!
デレク本人が自身の使用機材を紹介しているのでその動画を添付します。
ギターは、昔からギブソンのSGタイプを使用しています。(注:デレク本人は1961年のヴィンテージギターを使用しています)
アンプは、AlessandroのAZZにフェンダーのスーパーリバーブを使っています。
エフェクターは、ディレイを味付け程度にかましてるだけです。
あとは、ガラス製のスライドボトルがあれば理論上ではデレクと同じセッティングにはなりますが、デレクと同じようなサウンドはなかなか出せないと思います。
指とフィーリングで奏でるサウンドが大部分を占めているからです。(練習するしかありません)
現在彼が所属しているバンドである、テデスキトラックスバンドのオススメ曲を紹介します。
Midnight in Harlem:
浮遊感漂うバラード曲です。
ギターのフレーズの感覚が普通のギタリストとは一味も二味も違います。
ちなみにバンド内のヴォーカリストの方は彼の奥さんです。
音声動画はこちら。
デレク・トラックスが影響を受けたもの!
デレクのプレイの特徴であるスライドギターを始めたきっかけとなったデュアン・オールマンのプレイスタイルは直系で引き継いでいます。
あとは、ジャズからの影響も受けており、ジョン・コルトレーンやマイルス・デイヴィスの曲やフレーズは相当練習してきたと公言しています。
エフェクターを使った歪みサウンドは好きではないらしく、アンプから出る自然なクリーントーンを最大限生かしたプレイに従事しています。
ギターを弾く姿が、クールでいつも冷静に淡々とギターを弾いているので、同世代のミュージシャン達と比べると、かなり大人でベテランミュージシャンのようなオーラを既に放っています。
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神童と言われ、天才的なギタープレイを披露してくれる大人な雰囲気の音楽をこの機会に聴いてみて下さい。