クイーンのギタリストであり、数多くの名曲を作ってきたブライアン・メイ。(本名:ブライアン・ハロルド・メイ)
学生の頃から秀才であったため、天体物理学の論文を完成させ、博士号も取得している多才なミュージシャンです。
バンド内では、どうしても圧倒的なカリスマ性と人気を誇っていた今は亡きヴォーカリストのフレディ・マーキュリーの光が強すぎて影に隠れてはいましたが、作曲とアレンジでは大いに貢献したメンバーの1人です。
今回は、「ギターオーケストラ」と称されているブライアン・メイのギタープレイと使用機材を紹介します。
音声動画はこちら。
ブライアン・メイのギタープレイ!
ブライアン・メイのギターサウンドは、アレンジや構成を含めて非常に計算高く緻密に作られたフレーズを奏でることが多いプレイヤーです。
コード・メロディー・ハーモニーの感覚が、壮大なオペラやクラッシックの要素を彷彿させ多くのギタリストに多大な影響を与えました。
感情をフルに身体全体で表現するフレディ・マーキュリーとは少し違い、冷静に穏やかな感じでギターを弾く印象が強いです。
そして、ピックを使わずに6ペンス・コインの硬貨を使用して紡ぎだす独特なマイルドなギタートーンが最大の特徴であり、1回聴いただけでもブライアン・メイのギターサウンドであるとわかる位の強烈な個性の持ち主です。
使用機材!
ギターテックの人が使用機材を紹介しているのでその動画を添付します。(途中からブライアン本人が登場します)
ギターは、トレードマークとなっている「レッド・スペシャル」です。(オリジナルギター)
以下のモデルは彼自身が監修したプロトタイプです。
アンプも昔からVOXです。
エフェクターはラックシステムできれいに構築されており、足元にはワウペダルだけのようです。
クイーンのオススメ曲を紹介します。
Bohemian Rhapsody:
もう1回聴いたら忘れられない程に美しいメロディーとフレディの歌声です。
そして、完成された印象的なギターソロが終わった後の予想外のオペラチックな曲の展開が斬新であり、アレンジが本当に素晴らしいです。
この1曲に音楽の醍醐味が凝縮されて表現されています。
(おまけ)
I WAS BORN TO LOVE YOU:
原曲は、フレディのソロ曲でキーボードや打ち込み中心のバックサウンドでしたが、彼の死後に他の3人のメンバーがアレンジしたバージョンの方が人気があります。
日本では木村拓哉が出演したドラマのタイアップソングの印象が強いかと思います。
ロック調に弾きまくる感じのブライアン・メイのギタープレイが最高にクールです!
ブライアン・メイが影響を受けたもの!
ビートルズとジミヘンが好きと言っていますが、彼のギタースタイルからはその片鱗はあまり見えません。
元々、物理・数学・工学・天文学などが好きであったため、自分でギターを作ったり、機材を作ってしまう程の機械オタクなので、直接的にアーティスト達から影響を受けたタイプではなく、宇宙の神秘と音や数字を追い求めた結果、様々なアイデアやインスピレーションに繋がった感じが見受けられます。
やはりクイーンの音楽やアレンジなどを細かく聴いているとやっぱり音楽は指先や楽器から作るのではなくて、頭の中で鳴り響いた音やイメージを具現化するものが後世に残るような名曲になるなと思いました。
他のギタリストとは少し見てる視点や感じるものが違う素敵なアーティストです。
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クイーンは、ロックの音楽史に名前を残した偉大なバンドです。
是非この機会に色んな曲を堪能してみてほしいと思います。