速弾きの種類!
以前、ギターを弾く人なら多分一度は憧れるプレイの一つとして速弾きプレイがあり、その歴史などを記事にしました。
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今回は、少し深掘りして速弾きの種類などを系統立ててお話したいと思います。
大まかに分けてしまうと、速弾きは2種類に分けることができます。
左手中心のレガートプレイ!
こちらは、主にハンマリングオンやプリングオフやトリルなどの左手のフィンガリングを中心に使うレガートプレイがあります。(左利きの場合は逆になります)
サウンドの特色としては、滑らか・柔らかい感じの音色が特徴であり、歌うようなフレージングや緩急を付けるようなフレーズ等で使うことが多いです。
レガートプレイをよく使うギタリストとしては…
・ジョー・サトリアーニ、リッチー・コッツェン、ラリー・カールトン、松本孝弘などがいます。
<トレーニングの注意点!>
1)左手全体の指を均等に使えるように指トレをすること。(とくに薬指と小指)
2)歪んだ音(ディストーションサウンド)で練習するのではなく、クリーンサウンドで練習して、しっかりと1音1音の音が出てることを確認しながら練習すること。
3)左手を力んだりせずに且つ、ムダな動きが出ないようにできるだけ指がギターのフィンガリングボード上から離れないように意識すること。
右手中心のフルピッキングプレイ!
こちらは、読んだ字の如く、全ての音をピッキングする右手中心のフルピッキングプレイのことを言います。(左利きの場合は逆になります)
サウンドの特色としては、勢い・硬い感じの音色が特徴であり、ミュート気味でリズム感を強めた感じや、怒りや激情的な勢い重視的なフレーズ等で使うことが多いです。
フルピッキングをよく使うギタリストとしては…
・アル・ディ・メオラ、ジョン・ペトルーシ、ザック・ワイルド、ミック・トムソン、DAITAなどがいます。
<トレーニングの注意点!>
1)右手のピッキングの振り幅はできるだけ小さくして、ピックの先端部分だけに当たるように意識すること。
2)簡単なフレーズでいいので、メトロノームを活用して遅いテンポから始めて3分~5分間位続けて弾き、右手全体の筋力と持久力を鍛えること。
3)音の粒立ちを揃えることを意識すること。(最初はアップピッキングの音が弱くなりがちなので、ダウンとアップの強さが均等になるように心かげること)
速弾きは地味な練習の積み重ね!(まとめ)
はっきり言って、速弾きプレイを弾きこなすことに近道やコツなどはありません!
人それぞれ身体の構造や指の長さや筋肉の付き方などに違いがあるように、ある人にとっては効率的な弾き方であり、弾きやすいやり方であっても、逆にその弾き方ではとても弾きづらい人もいるのと同じようなものです。
一流のギタープレイヤーのプレイフォーム等を見ても本当にみんなバラバラで個性的です。
それでも彼らが出す音色は一級品なんです。
ようは、自分に合ったプレイフォームを自分自身で発見して、毎日地道に練習をして、身体に染みこませたのです。
もちろん、ある程度はギターを弾く上での基本的なプレイフォームや弾き方などはありますが、それがどうしても自分にはピッタリと合わないなと感じるようなら、自分の弾きやすいフォームに直してしまっていいのです。
そして、自分がしっくりくるプレイフォームで遅いテンポから練習をして徐々にテンポを上げる練習を地道にやるのです。
「千里の道も一歩から」、「急がば回れ」の言葉のように、いきなり速いテンポでやっても意味がありませんし、汚い出音で弾くことに慣れてしまうだけです。
焦る気持ちは十分にわかりますが、メトロノームを使って遅いテンポからやる練習が1番効果的で近道になります。
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