ギタリストと役者は共通点が多い!?
このブログの記事を読んでいただいている読者さんからは、意外?と思われるかもしれませんが、結構ギタリストと演技をする役者には、ステージに上がるまでの準備期間も含め、ステージの上で観客の前に出て、役を演じることと、曲を演奏することは結構共通点が多いです。
形は違えどどちらも表現者!
まずは、両者共に「表現者!」と言う点では全く同じです。
役者の場合は、「台本」を通して、まずはストーリー全体を把握して、自分のセリフを完全に覚えます。
そして、「自分自身」というフィルターを通してそのストーリーの中の役になりきり、「感情」を加えて身体全体で表現をします。
ギタリストの場合は、「譜面」を通して作曲者が意図とする曲全体の流れを最初に把握します。
後は曲によりけりだったり、作曲者の作業の進行工程によって様々ですが、ギターフレーズやキメなども細かく譜面に書かれているならそれを弾けるレベルで覚えます。
もちろん、ただ覚えて弾けるだけではあまり意味がないので、少しでも曲が良くなるように、自分の個性も出しながらアレンジを加えます。
そして、音作りも含めて自分の音に感情や魂を込めて音楽を楽器を通して表現します。
ステージに上がるまでの準備段階がとても大切!
恐らくは、役者の世界でも演奏することと似てる大切な大原則があると思います。
それは…
「練習したこと以上の実力は本番では発揮できない!」
本当にこの一言に尽きると思います。
だから必死に練習することが全てです。
よく音楽の世界では、「練習したことの7割のことが本番で発揮できれば上出来である!」と言われますが、これはすごく真実味を帯びている言葉です。
他には、本番に強い人と弱い人というのがいると言われていて、これはその人の性格や資質的な部分があるので一概には言えませんが、逆手にとれば、本番に弱いと自覚しているなら一層のこと、本番に近い形で練習したり、イメージトレーニングをすればいいだけです。
私の場合は、バンド形式の場合は、ほとんど緊張をしないで楽しめるタイプですが、反対に一人で演奏をする形式では、すごく緊張をしてしまうタイプであると自覚しています。
だからソロ形式で演奏する時は、いつも以上に練習をします。(練習しないと不安になります)
本番に近い形での練習方法とは!?
これも役者の世界と似ていますが、いわゆる「通し稽古」のことです。
その時に演奏する曲を全て曲順通りに全体で演奏をし、MC等も含めて練習をすることです。
そして、しっかりと鏡の前に立って演奏をして、自分自身がどのように映って見えているかを確認しながら演奏してみることです。(かっこつけながら弾くことです)
最初は、少し照れなどもあるかとは思いますが、「自分自身」を冷静に客観的に見る為にも鏡をしっかりと見ながら演奏することはとても大切です。
そして、「録音」もして肝心な演奏や全体の音のバランス等も含めて、しっかりとバランスが取れているかも厳しくチェックします。
そこで課題などが見えてくるので、後はその課題を乗り越えるように全体で話し合ったりしながら練習を続けます。
はっきり言ってしまえば地味な作業の連続ですが、課題の発見と練習の積み重ねの上に素晴らしいステージがあると思っています。
何かの参考になれば嬉しいです。
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