ミュート奏法は、大まかに言うと、右手中心で行うブリッジミュートと、左手中心で行うブラッシングミュート(カッティング)の2つがあります。(左利きの人は逆になります)
そして、このミュート奏法は、曲を演奏する中で、7~8割位の割合でバッキング(伴奏)する際に活用することがあるので、とても大切な奏法となります。
今回は、ピッキングする方でコントロールするブリッジミュートを中心に説明します。
ブリッジミュートとは!?
ブリッジミュート(M)とは、ギターのピッキングをする側のブリッジ上を右手のハラで抑えて同時にピッキングすることにより、ズンズンとした締りのある音色を出すことが可能な奏法となります。
とくに、ハードロックやメタル系のギターリフやリズムギターではすごく多用されるので、この奏法が出来ないと出来る曲が一気に減ってしまうので、しっかりと身に付けてほしいと思います。
ミュートのやり方!
簡単なパワーコードのAコードを使いミュートする場合。
左手でコードを押さえ、右手でピッキングをする時に、ギターのブリッジの上に右手のハラの部分を触れさせて、ダウンピッキングで弾くこと。(ズンズンとなる音です)
テクニック自体は、とくに難しいことはないかと思いますが、リズムパターンやアクセントの付け方が無数にありますし、テンポが速いこともあるので実は奥が深いです。
また、コードプレイ以外に単音プレイでも使うことができるので、自分自身でミュートのかけ具合も微妙に調整することも大切になってきます。
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
本編では、「ブリッジミュート」のやり方やコツと、実際にメトロノームを使用した実践的なアクセントの付け方と単音プレイでの練習メニュー等も詳しく解説しています。
ロックの王道の超基礎的なリズムパターンを使っているので、目新しさは残念ながらありません(笑)。
しかし、基本のパターンすらできない人が、難しいリズムパターンを攻略することは無理なので、そこは最初は理解して練習してほしいと思います。
まとめ!
・ミュート奏法は、右手中心のブリッジミュートと左手中心のブラッシング(カッティング)の2種類があります。
・ブリッジミュートは、ロック系のギターリフやバッキングなどで重宝するテクニックなので、使用頻度が高い。
・ブリッジミュートは、出す音に重みや勢いを付けたいため、できるだけダウンピッキングオンリーで弾くこと。
・練習にはメトロノームを活用して、強弱をつけるアクセントを意識すること。
いかがでしたか?
ブリッジミュートは、ロックやヘヴィーメタルやパンクなどのバッキングフレーズとしてとても使うことが多い奏法の1つなので、しっかりと基本をマスターしてほしいと思います。
そして、重みのある気持ちの良いギターサウンド作りも意識することも大切になってきます。
音抜けの良いディストーションサウンドで弾くととても気持ちがいいので、サウンド作りなんかもアンプのつまみを色々といじってみて好みの音を探してほしいです。
Slipknot(スリップノット)の曲を使ってブラッシング練習!