世代別でのギターとの向き合い方や付き合い方!
私自身は現在30代で、15歳の頃からギターを弾き始めてもう15年以上はギターを弾いていますが、今でも「もっと上手くなりたい!」とか「もっと良い音を出して演奏できるようになりたい!」と言う向上心や探究心があり、ギターと音楽に飽きることがありません。(もちろん波はありましたが…)
10代の頃はとにかくギターに夢中になり、上達のスピード感や習得具合を肌で感じることがありましたが、20代の中盤では目に見えて上達のスピード感が遅くなったと感じることがありましたし、正直なところ全然進歩していないと感じる時期が数年間は続いていました。
そうした微妙なもどかしい感覚の時期をきっかけに「世代に応じた成長方法や適した練習のやり方があるのではないか?」と深く考えるようになったのです。
今回は、私自身が経験したことも踏まえて年代別でのギターや音楽との向き合い方や付き合い方を紹介してみます。
可能性に満ちた10代!
恐らくは、多くの方がギターに興味を持ち始めて実際にギターを弾き始める時期かと思います。
10代の頃は、ギターのあらゆる可能性に触れて、興味や憧れを抱いたことは何でもやってみるといい時期だと思います。
とにかく自分の好きなバンドやアーティストの曲をコピーしたり真似事をしたりして、好きなギタリストの手癖などを習得したり、雑食的に貪欲に何でも吸収する姿勢が大切ですし、1番飲み込みも良い時期だと思います。
自我に目覚める20代!
20代は、積極的に外に出てバンドを組んで実践的な音楽経験を積むことが多い時期だと思います。
私のイメージ的には、10代の頃は部屋に引き籠って必死にギターを練習していて、20代からは積極的に外に出て色んな人達とバンドを組んだりして「創作活動」に時間を割いたり、人前に出て演奏することに慣れ始める頃だと思います。
逆に言うと、20代の頃に部屋に引き籠って一人でギターを練習していても良い刺激がないし、煮詰まってくると思います。
それにギターを弾く上での「自我」や「アイデンティティー」にも目覚めて自分らしい音楽やプレイを追求したくなると思いますし、それが自然な流れだと思います。
そして、その他にギターのスケールを覚えたり、作曲をしていく中で「音楽理論」などの勉強をする必要性なども痛感する時期でもあると思います。
身体的にも感覚的にも1番伸びしろがある時期だと思うので、人との出会いや新しい音楽との出会いを大切にして自身の成長の糧にすると良い時代だと思います。
あらゆる経験をリンクさせる30代!
現在の私の年代です。
今までの経験や知識と技術を再確認して、「弾く音に責任を持つ年代」だと思っています。
正直なところ身体的に飛躍的にテクニックなどが身に付く時期ではないかと思いますが、今までの音楽での経験を糧に表現力を磨く時期かと思います。
「表眼力!」と一言で言っても解釈や受け取る感覚が人それぞれなので、難しい課題ではありますが、良いミュージシャン達は年を重ねるごとに味や表現力に磨きがかかっています。
例を出すと、若い時のサンタナやラリー・カールトンよりも今の方が良い音で説得力のある演奏ができているのと同じようなイメージです。
想像するに30代は多くの場合、「結婚・出産・子育て」などの人生経験をして、今まで思っていた「愛」と様々な経験を通して感じた「愛」の表現の仕方や想いが心と身体で変化しているのだと思います。
実生活での経験も上手く音楽とリンクがしやすい時期かと思います。
バランスを取り、音に説得力を身に付ける40代!
私にはギターの師匠が2人いるのですが、彼らがちょうど今40代です。
彼らの話を聞いていると、今までの音楽とギターに対する考え方や知識と技術を統合して、全体のバランスを整えていく時期であると感じているらしく、またそれも可能な年代であるとも思っているようです。
良い意味で柔軟な考え方と対応ができるようになり、人としての幅も器も広げられる年代であるようです。
みなさんも自分の年代に応じたギターと音楽との付き合い方を少し振り返ってみて考えてみてはどうでしょうか?
きっと新たな発見や良い気付きがあると思います。
ちなみに私の周りのギタリストの方の統計では50代以上の現役のプロのギタリストがいないので、50代以上の方の感覚が正直なところ未知数でわかりません(笑)。
時間が経過してわかるようになってきたらまた記事にします。
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