言うまでもありませんが、毎日ちゃんと一定の時間ギターを弾けるにこしたことはありません。
しかし日々生活をしていると、どうしても急用ができたり、忙しくて全くギターを練習できない日もあるかと思います。
例えば…
・仕事の残業などが続き心身ともに疲れている時。
・出張などで家に帰れなかった時。
・家族旅行や海外旅行などで鋭気を養っていた時。
・日常の雑務などに追われて心と身体が疲れてしまい、やる気がしない時。
などなど様々なケースでギターを弾けない日は誰でもあるかと思います。(私は何回もあります)
少しでもサボると感覚が変になってしまう楽器!
ギターやピアノやヴァイオリンなどの弦楽器は指先をよく使う繊細な楽器なので、結構細かい身体の感覚だったり、音の出し方のニュアンスなどが重要な要素を占める楽器でもあります。
有名な例え話ですが、「1日練習をサボると下手になり、その感覚を取り戻すのに倍以上の時間がかかる」
これは、私の経験上でもかなり真実味を帯びていると感じてしまう表現の1つでもあります。
それ位にシビアな指先の微妙な感覚や手全体の筋肉の使い方などが絡み合って作用していると感じる楽器です。
久しぶりにギターを弾く時には…
では少しでもギターを弾けない日があったり、忙しい毎日に追われて練習ができなかった時はどうすると効果的にその普段の感覚を取り戻すことができるのか?
これに関しては明確な正しい答えはありませんが、私の経験上での感覚の取り戻し方があります。
それは、「簡単なフレーズを丁寧に弾く」ことです。
簡単なフレーズを弾いて指を慣らす
基礎的なクロマティックスケールやメジャースケールなどの運指練習などをメトロノームのクリック音に合わせて丁寧に弾くことです。
それもポイントは、遅いテンポ(BPM)で時間をかけて弾くことです。
いきなり速いテンポでやってはいけません。
そして、準備運動などの手と指のストレッチも普段よりかは丁寧にやって指をしっかりと広げたり、手首を回したりして筋肉をほぐすことにも時間を使うことです。
そうした簡単な基礎練習的なフレーズを丁寧に弾く方がどの指が一番思うように動かないか?を確認することができます。
もし、あまりギターを弾くことが出来ない時間が増えてしまった時は参考程度に知っておいて頂ければと思います。
いきなり曲を弾き始めるのはNG!
反対にあまり良くないケースとしては、いきなり曲を弾き始めたりすることはあまりオススメはしません。
なぜかと言うと音をごまかしながら雑に弾いてしまう感覚に身体と耳が慣れてしまうからです。
乱雑なフレーズや音をただ出すことに慣れてしまうと、下手なギタープレイヤー街道まっしぐらになりがちなので注意が必要です。
出音の感覚に鈍感になってしまいます。
まとめ!
1)生活のサイクルによりギターを弾けない日があることは仕方がないこと。
2)ギターなどの弦楽器は手や指の感覚が繊細なので、練習できない日々が続くと何か感覚が狂ってしまう。
3)久しぶりに練習を再開する際は、簡単なフレーズを反復練習した方が効果的。
4)いきなり何かの曲を演奏するのはNG!
いかがでしたか?
とくに社会人になってからは、毎日ギターを弾くことができない人も多いと思いますので、何かの参考になれば幸いです。