ギターを上達させる為には、当然練習することが1番大切ですし、遊び感覚で楽しみながら長時間ギターを触り、弾き続けることが最も効果が高いことは当然のことです。
しかし、中には仕事や学校などで忙しかったり、体力的に疲れたりして、そんなにギターを弾けない日もあるかとは思います。
今回は、そんな忙しい時でもアイデア1つで、ギターを持たなくてもできる指を鍛える簡単なトレーニング方法を紹介したいと思います。
その前に…
脳と手(指先)のメカニズムについて!
知ってる方もいるかとは思いますが、人間の脳の働きの分類として、左脳と右脳があります。
この2つの偉大な能力の違いを理解すると、その中にも音楽の才能を磨くヒントが隠されていると私は思っています。
左脳の働き
左脳は、右半身を動かす時に主に働く脳のことを言います。
左脳の能力としては、言語習得能力、論理的思考、推移的に考える能力と一般的には言われています。
思考を巡らせたり・言葉を考えたり、物事を総体的に見ることができるので、人間的な脳の働きをしています。
右脳の働き
右脳は、左半身を動かす時に主に働く脳のことを言います。
右脳の能力としては、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して感じる感性や、色彩識別能力、空間把握能力、芸術的な勘や感覚と言われています。
一言で言ってしまうと、直感であり、動物的な脳の働きをしています。
一般的に我々日本人は、右利きの人が多いので、直感・閃き型の右脳タイプではなく、論理的に考える左脳タイプの方が多い傾向にあると思います。(どちらが良い・悪いは関係ありません)
ギターは右手も左手もバランスよく鍛えることが大切!
話しをギターに戻します。
ギターを弾く上で最も大切なことは、右手(ピッキング)と左手(フィンガリング)のタイミングを精度高く合せて弾くことです。(サウスポーの方は反対になります)
そして、その為には、左右の10本の指を均等に自由自在に動かせるようにしておくことと、指先と脳みそとの神経回路を太くさせることが大切になってきます。
指回しトレーニング!
左右の指を自由に使えるようにするトレーニング法として指回しトレーニングがあります。
これは、少し「脳トレ」的な要素もあるので、ボケ防止や集中力の強化などにも活用できるかと思います。
親指・人差し指・中指・薬指・小指の全てを均等に鍛える方法です。
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
最初は、思うように指が動かず、少し難しいと感じるかもしれません。
とくに死に指と言われている薬指と小指はもどかしい感覚があるかと思います。
しかし、指が思うように動かないと言うことは、今まではその指と脳神経との回路の繋がりが弱かったという証拠です。
今までは、あまり使ってなかった脳への刺激もあると思うので、能力開発や音楽の才能の磨きをかける1つのきっかけにもなると私は思っています。
とくにお風呂の中で水の浮力を活用してトレーニングをすると効果も高くなります。
まとめると...
・右半身を使う時には左脳が働き、左半身を使う時には右脳が働く。
・左脳は人間的な脳と言われており、論理的な思考や言葉を使う際に活発化される脳。
・右脳は動物的な脳と言われており、五感を通して感じることのできる脳であり、閃きや直感などが冴えてる時に活性化される脳。(ミュージシャンは右脳を活発化させたい)
・ギターを弾く際は、右脳・左脳と右手・左手の感覚をバランスよく鍛えていくと効率よく上達できる。
いかがでしたか?
ギターを持たなくてもできる指トレなので、普段から練習の習慣として取り入れると、ギターの上達具合も早くなるかと思います。
そして、イマイチ気分が乗らない時などの気分転換や、集中力を高める際などにも実体験として効果があると感じています。
3週間くらい続けてみるとだいぶ慣れてきて、だんだん楽しくなってきます。