チョーキング(ベンディング)奏法に関しては、大まかに分けるとチョークアップとチョークダウンの2種類があります。
今回は、上げた音程から音程を下げるテクニックのチョークダウンのやり方とポイントに関して説明します。
チョークダウンの基本!
1、ギターのネック上に親指を出したロックフォームでネックを握り、手首の返しでチョークアップした音をまた手首を返して元の音程に戻すこと。
2、左手が他の弦に当たってノイズが出ないように、しっかりと他の指や右手の手のひらなどを使ってミュート(消音)すること。
チョークアップと比べると、正直なところ派手さや使用頻度はそんなには高くはありません。
しかし、この辺りの基本テクニックをしっかりと身に付けておかないと、ギタリストにとっては重要なテクニックのヴィブラートが上手くできなくなってしまいます。
しっかりと反復練習をして身体で覚えてしまいましょう!
チョークダウンの表現力!
チョークダウンに限らず、チョーキング奏法の全般でも共通して言えることですが、タッチの強弱やスピードのコントロールなどを上手くすると、ギターの表現力がぐっとアップします。
とくにB'zの松本孝弘のチョーキングやチョークダウンの表現力は、個性があって素晴らしいので是非参考にして聴いてみて下さい。
いわゆる「泣きのギター!」としての表現や、粘り気のあるエモーショナルなプレイは絶妙です。(とくにインスト曲がオススメです)
#1090:(言わずと知れたミュージックステーションのオープニング曲です。)
メインテーマのギターフレーズのタメ具合や音の伸ばし方などがとても参考になります。
とくにラストのBPM(テンポ)が落ちたところからの表現力が最高です。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらもご覧下さい。
まとめ!
・チョークダウンとは、チョーキングをして音程を上げた音を元の音に戻す際の経過音のこと。
・チョークアップとチョークダウンの基本がしっかりとできないと、ギタリストにとって大切な奏法の1つであるヴィブラートが上手くできなくなってしまう。
・チョーキングをするタイミングや速さや強さなどを微妙にコントロールすることで、エモーショナルな「泣きのギター」らしい表現力を身に付けることができる。
いかがでしたか?
ギターらしい独特なニュアンスをチョーキングでは表現することができるので、色んなギタリストたちのフレーズを聴いていいと思ったものは、沢山コピーして自分のものにしてほしいと思います。
個性に繋がるテクニックの1つなので大事にしてほしいです。