ギタリストにとっては、かなり重要なテクニックの1つであるチョーキング(bending)の基本的なやり方と奏法のポイントに関して説明したいと思います。
とくにチョーキングに関しては、ピアノや管楽器や吹奏楽器などの他のメロディー楽器では、表現できないギターの魅力を最大限引き出せる奏法なので、是非自分のものにしてほしいと思います。
今回紹介するのは、一般的によく使用される1音上げチョーキングのやり方を解説します。
1音上げチョーキングの基本!
【チョーキングのやり方】
例)3弦の7フレットをチョーキングする場合。
1、ギターのネックを親指を出して握り(ロックフォーム)、扉のドアノブを返すような感覚で、手首全体を使ってギターの弦を上方向に押し曲げる。
2、1音上げる音程を(ド⇒レ)イメージしてやること。
3、チョーキングした時に余弦に指が触れてノイズが出ないように、他の指でしっかりとミュート(消音)すること。
ギター初心者の頃は、指先がまだ柔らかいので、最初はマメができて痛いとは思いますが、それは誰もが通る登竜門なので、何度か練習して慣れてしまいましょう。
それでもまだ痛くて不快な場合は、ギターの弦のゲージを細めのタイプを選んで練習するといいと思います。
感情を込めることを意識すること!
ブルース系のギタリストに多いですが、よくギターは、「顔で弾く!」と言います。
とくにチョーキングに関しては、気持ちの高ぶりやエモーショナルな部分を表現できる奏法なので、その辺りを意識することも何気に大切なポイントだと思います(笑)。
以下に参考になるギタリストを挙げておきます。
BBキング、エリック・クラプトン、ジョン・フルシアンテ、ザック・ワイルド、サンタナ、スティーブ・ヴァイ、スラッシュ、ジョン・ペトルーシなど。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらもご覧下さい。
まとめ!
・チョーキングは他のメロディー楽器では表現できないギターらしいテクニックなので、しっかりとマスターすること。
・最初は指先にマメができたりして痛いと思いますが、一言で言ってしまえば慣れの問題。(我慢できない時は 弦のゲージを細めのセットに交換しましょう)
・感情表現をダイレクトに表現できる奏法なので、「顔で弾く」ことも時には大事。
・色んなギタリストのチョーキングのフレーズを聴いてみて表現の仕方などを研究してみること。
いかがでしたか?
最初の頃は、音程(ピッチ)も微妙にずれることもあると思うので、耳と身体で自然と1音上げる感覚を覚えるまで丁寧にやってほしいと思います。
チョーキングは、ヴィブラートと同様に本当に奥の深いテクニックの1つなので、色んなギタリストのプレイを聴いて自身の武器にしてください。