アーミング奏法とは、ギターのトレモロアームやフロイドローズタイプのアームバーを使って、音に変化を与える奏法のことを言います。
このアームの使い方次第では、いくらでもギターの表現の幅を広げられるので、是非積極的に使ってほしいと思います。
アームプレイの種類!
・アームヴィブラート
⇒音を出したあとにアームバーを持って、ギター側に上下に動かすことで、音が揺れる奏法。
・アームダウン
⇒音を出したあとにアームバーを持って、ギター側に強く押し付けることによって、ギターの弦が緩み、音程が下がる奏法。
・アームリターン
⇒アームダウンをしたあとに、そのまま持ってたアームバーを元に戻すことによって、下がってた音程を元に戻す奏法。
*アームを使う奏法全般に言えることですが、アーミング奏法は、ノイズが出やすい奏法なので、しっかりと余ってる指などを使って、ミュート(消音)をすることが大切です。
つづいて、今回は、オクターブ奏法も紹介します!
オクターブ奏法とは!?
オクターブ奏法とは、オクターブ違いの同じ音程の音を同時に鳴らすことで出るコードプレイの一種です。
・コードの押さえ方(5弦ルートのCコードの場合)
5弦3フレットを人差し指、3弦5フレットを小指で押さえます。(小指ではなく、薬指を使いたい気持ちはわかりますが、まずは基本に忠実に)
オクターブ奏法は、ロックやポップスやジャズやフュージョンまで本当に幅広い音楽ジャンルで使うことが出来るので、基本をしっかりと覚えてほしいと思います。
動画で詳しく解説!
本編では、「アームプレイ」や「オクターブ奏法」の基本的なやり方やポイントなどを解説しています。
また、メジャースケールを使った具体的な練習メニューの説明と、「アームプレイ」で参考になる3人のギタリストの紹介などもしています。
華麗なアーミング奏法をする3人のスーパーギタリスト!
それは、ジョー・サトリアーニ、スティーブ・ヴァイ、DAITAの3人です。(DAITAは唯一の日本人)
(左からジョー・サトリアーニ、スティーブ・ヴァイ、カーク・ハメット)
この3人のアーミングプレイは、豪快に派手に使うプレイスタイルなので、聴いていて気持ち良いと思いますし、音の変化の具合もわかりやすいかと思います。(とくに前者2人の表現力は別格です!)
さらに飛び道具系のエフェクターとも合わせると色んな表現が可能になります。
是非参考程度に聴いてみてほしいと思います。
まとめ!
・アーミング奏法とは、ギターのトレモロアームなどを使い、音程を変化させるテクニック。
・アームヴィブラート・アームダウン・アームリターンなどの3種類の奏法がある。
・アームを使ったテクニックはノイズが出やすいので、しっかりとミュートをすることが重要。
・オクターブ奏法は、幅広い音楽ジャンルで使えるテクニックなので、基本をしっかりとマスターすること。
・アームの表現法を学ぶために、ジョー・サトリアーニ、スティーブ・ヴァイ、DAITAの3人のギタリストの音楽などを参考にしてみること。
いかがでしたか?
補足すると、厳密に言うとアームプレイに関しては、「アームアップ」という奏法もありますが、これに関しては、フロイドローズタイプのギターでなければ表現できないテクニックなので今回は割愛しました。
アーミング奏法は、自己表現の幅を一気に広げることができる奏法なので、是非色々と試してみて遊び感覚でやってほしいと思います。
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