浮き沈みの激しい音楽業界で長く人気を維持して活躍し続ける人は、本当に一握りの人だけです。
いわゆる「1発屋」や「ルックスがかっこ良かった20代の頃だけに売れたバンド」や「時代が変わると消えたアーティスト」などは世の中に数多く存在します。
そんな中でも時代が変わっても、しぶとく生き残ってる人達には、ある種の自分のスタイルを明確に持っています。
その代表格に挙がるのは、王者イングヴェイ・マルムスティーン(以下:イングヴェイ)だと思います。
王者、イングヴェイの存在感!
イングヴェイは、華々しくメジャーデビューをしてから30年以上活躍しており、キャリアの中でも多少の浮き沈みは経験はしてはいますが、未だに世界中で高い人気を誇っており、ファンに愛されています。(アンチも多いですが…)
そして、彼の音楽スタイルは、いくら時代が変わっても、一切自分のスタイルは曲げずにずーっと似たような音楽を作り続けています。
はっきり言って、1枚か2枚のアルバムを聴けばお腹いっぱいになる位、クラッシックとハードロックを融合させたネオクラシックの音楽を作り続けています。(正直飽きます…)
衣装も機材も髪形も基本的には変わらない!
そして、音楽だけではなくて、基本的には衣装や髪型などのスタイルもデビュー当時から基本的にはあまり変わっていません。(一時期太りましたが(笑))
ギターの機材やアンプなどの基本のラインナップは決まっており、ギターサウンドもあまり大きくは変更がありません。
ある意味徹底して自分の音楽への情熱やポリシーは貫き通しています。
B'zの松本孝弘も称賛の声!
日本の音楽業界でも同じように、長く人気を維持しているB'zの松本孝弘もイングヴェイのことを以前少し語っていました。
残念ながら動画は削除されてましたが、私が覚えている内容としては、いつになっても様式美のスタイルで速弾きを続ける音楽で、下手に流行りの音楽とか冒険はしない感じが好感を持てるというものでした。
自分のスタイルを頑なに貫き通すことが、やっぱり大事なんだなと再認識させてくれます。
ミュージシャンは個性がある方がやっぱり強い!
私は、イングヴェイフリークでもB'zフリークでもありませんので、ひいき目なしで見ることが出来ますが、音楽業界で長く人気を維持することは本当に大変なことです。
そして、自分の音楽スタイルを変えずに貫き通すこともすごく大変だし、信念や根性がないとできません!
世界規模の音楽ビジネス(マネーゲーム)に翻弄されて、多大なストレスや、のしかかるプレッシャーの開放からドラッグや薬物やアルコールなどに溺れるミュージシャンも沢山います。
しかし、ことイングヴェイに関しては、いい意味でも悪い意味でも自己アイデンティティーが強いので、多くの批判的な意見やマスコミや業界人などにも潰されずに我が道を突っ走ってきました。
やはり、ミュージシャンの中でもとくにギタリストは、我が道を行く方が勝ちであるケースが多いように思えます。