ロックが大好きなギタリストが薦めるファンクミュージック!
ファンクミュージックと言うとどんなイメージがありますか?
・ついつい踊りだしたくなるような陽気なイメージや...
・ドラムとベースがループしたかっこいいフレーズをグルーヴィーに演奏したり...
・ヒップホップなどのダンスミュージックなどのサンプリングとして使われたり...
人によって色んな意見や印象があると思いますが、ファンク(Funk)の語源は、「土俗的」などの意味を持ったスラングであり、匂いに関するところから来ています。
ファンクミュージックの代表と言えば...
ファンクミュージックの基礎を作り、大衆音楽として世界に広めたアーティストと言えば、ファンクの帝王と呼ばれたジェームス・ブラウンを抜きにファンクは語れません。
ジェームス・ブラウンがファンクの原型を作り、リズムと歌とダンスを用いてファンクミュージックに魂を吹きこめました。
[blogcard url="https://guitar-hide.com/jamesbrown/"]
ジェームス・ブラウンのバックバンドのメンバーが奏でるグルーヴ感のある演奏がファンクの起源です。
ファンクはリズムが命!
ファンクの大きな特徴として、1拍目を強調した16ビートのリズムとフレーズを繰り返す曲の構成であり、ドラムのバスドラとベースにどれだけ土っぽい雰囲気を出すかがとても重要な音楽であります。
一言で言ってしまえばリズムが全てです。
グルーヴ感のあるリズム隊の上にギターのカッティングや管楽器などの上モノの楽器が混ざります。
端的に説明した動画はこちら。
さらに付け足すとファンクとは、抑圧社会で強く生きようとしたアフリカン・アメリカ(黒人)の人々の「魂の叫び」です。(1960年代)
ここからは、おすすめのファンクの曲を紹介します。
まずは黙ってジェームス・ブラウンを聴くこと!
ファンクの帝王であるジェームス・ブラウンはマストで聴くべき偉大なアーティストです。
I Got You(I Feel Good):
ギターのコード進行やベースラインなんかはシンプルなんですが、とにかくキャッチーで耳に残るフレーズです。
そして、ジェームス・ブラウンが完璧に楽器隊をリードしています。
もう1つの重鎮であるスライ&ザ・ファミリーストーン!
ジェームス・ブラウンの同時期にサンフランシスコで独自のファンクの音楽文化を作ったのが、男女混合バンドで結成されたスライ&ザ・ファミリーストーンです。
紆余曲折を経て少し重くけだるい雰囲気が漂った代表曲です。
Family Affair:
この土っぽく埃っぽいサウンドとキーボードの雰囲気がたまらないです。
マイケル・ジャクソンもファンク!
今は亡き、キングオブポップであるマイケル・ジャクソンもファンクです。
すごく有名な話ですが、マイケルが音楽とエンターテイメントに目覚めたのがジェームス・ブラウンですからね。
初期の頃なんかは歌とダンスの両方で彼からの影響を色濃く受けたのが伝わるほどです。
Don't Stop 'Til You Get Enough:
この曲は印象的な単音カッティングのギターフレーズがあって大好きな曲の1つです。
そして、当たり前ですがマイケルの美声と時折入れてくる独特なフェイクが最高にマッチしています。
ここからは、ロックが大好きな私が選ぶロック×ファンクが混ざった最高にクールなバンドを紹介します。
エクストリーム!
1980年代の後半に出てきたファンキーでテクニカルなバンドであるエクストリーム。
ファンク×メタルを合わせてファンクメタルという造語が生まれた演奏技術の高いバンドです。
[blogcard url="https://guitar-hide.com/nuno-bettencourt-guitar/"]
ほんとこのバンドのギタリストである、ヌーノ・ベッテンコートを初めて見た時の衝撃は本当に強烈でした。
あんな低いギターのストラップの位置でギターを構えて、あれだけテクニカルなギタープレイを簡単そうにかっこよく弾いていてまさにギターヒーローって感じでした。
Decadence Dance:
過去に何回も見て聴いていますがそれでも未だに凄みを感じるギタープレイとこの安定したリズム感は最高にクールです。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ!
レッチリの愛称で有名なモンスターバンドです。
補足すると今のギタリストではなく、ジョン・フルシアンテが在籍していた頃のレッチリが本当に好きでした。
[blogcard url="https://guitar-hide.com/john-frusciante-guitar/"]
ベーシストのフリーと奏でるファンキーでロックで爆発力のあるバッキングギターが最高です。
Can't Stop:
レッチリに関して言えば本当に世界最強の4人組だったと思います。
アンソニーのヴォーカルにジョン・フルシアンテのギターにフリーのベースにチャドのドラムとこのメンバーが奏でる音楽が最高にクールで人を惹きつける魅力がありました。
人を楽しませ魅了させるのがファンク!
本当は他にも紹介したい歴史やバンドがありますが、とりあえず今回はファンクの起源とロックとファンクが合わさりかっこいいサウンドを作ったバンドに絞りました。
結局のところクールなリズムで人を楽しませ熱狂させる音楽は全てファンクミュージックだと思います。
音声動画はこちら。
これを機会にファンクミュージックを聴いたり探してくれると嬉しい限りです。