バンドが解散する3つの主な理由!
栄枯盛衰の激しい音楽業界では、結成されたほとんどのバンドが解散していきます。
運良くすごく売れて、解散した後もファンから熱望されて再結成や再始動するバンドは本当に一握りですし、時間が経ってもファンから「求められる」バンドというのは本当に幸せなバンドです。
例え一部の人から、「集金バンド」、「集金ライブ」と言われようが、多くの人を「集客できる!」という事実は実力ですし、魅力があるという証拠です。
今回は、ほとんどの起業した会社が潰れるのと同じように、バンドが解散する原因や主な理由について独自の見解で記事にしたいと思います。
1、メンバー同士の仲が悪くなった!
プロ・アマ問わずに圧倒的に多い理由がこれです。
よく聞く「音楽性の違いや方向性の違い」とは言葉の便宜上や、ファンの夢をあまり壊したくない理由で使うだけであり、端的に言えば顔も見たくない程に仲が悪くなって解散することが多いです。
そもそも自分と同じ価値観や音楽性の人なんかはあまりいませんし、違う感性や音楽センスがあるからこそおもしろい音楽や作品が生まれるものです。
とくにバンドの場合は、家族や恋人と過ごす時間よりも圧倒的にバンドのメンバーと一緒に過ごす時間の方が長いので、ある種のマンネリ感や長年溜めてきた不満やうっぷんなどが、限界点を超えると一気に爆発するケースが多いのは事実です。
2、お金の問題!
恐らく次に多い理由は、メンバー間の給料の違いかと思います。
これは、事務所との契約の仕方などによって一概には言えない部分ではありますが、よく聞く話でもあります。
例えば、作詞や作曲をした場合の印税の取り分です。
バンドによっては、全員平等にしようということで、一律均等にしているバンドもあります。
しかし、均等にすると、沢山作曲ができる人は自分の作業量と給料が比例しないことに徐々に不満を覚えます。
逆にこれを平等にしない場合は、メンバー間でのCDリリースの「シングル候補」に選ばれるための変な競争意識も芽生えてきます。
何が正解・不正解はないですし、メンバー同士での精神衛生面上で良い・悪いもないですが、お金の問題はやがて仲が悪くなる原因にも繋がってきてしまいます。
とくに音楽が売れてきて抱えるスタッフの数が多くなったり、ライブ会場の規模などが大きくなってくるとこの問題はどうしても肥大してきてしまいます。
3、やりたいこととファンが求めてるものとのギャップが埋まらなくなってきた!
これは、1度大ヒットしたバンドが抱える問題や苦悩です。
聴いている側のファンは、いつまでもバンドが「変わらないでほしい」と思うことが多いように感じます。
しかし、バンドは生き物です。
表現が異なるかもしれませんが、シングル曲のような売れそうなカップラーメンばかりを作ることに飽きてくるし嫌気が差す時もあるようです。
甲本ヒロトが言うように、「売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ。」
甲本ヒロト(上図)
作る側にも表現したい欲望があり、変わらないことの方が難しいです。
ファンが求めてるものや変わらないでほしいと思われると、曲が作れなくなったり、打ち止めみたいな感じになり、今のメンバーでは刺激がないと錯覚するようになり、解散を持ち掛けるケースも少なくはありません。
いかがでしたか?
他にも様々な原因や理由があってバンドを解散することがありますが、ほぼ99%くらいは、上記の3つのいずれかか、複合したケースであります。
海外の場合は、ドラッグの過剰摂取や不慮の事故等で誰かメンバーが亡くなり、それを引き金に解散することもありますが、多くの場合は、新メンバーを迎え入れたりして活動を続けることの方が多いと思います。
しかし、時が経ち、1周2周してバンドが再結成するケースもありますし、逆にソロ活動してから長く音楽活動をしてる偉大なアーティストもいるので、結局のところミュージシャンは、普遍的な良い曲を作ることが1番大事だと思います。
エリック・クラプトンなんかはその最たる代表みたいなものです。
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