運指(うんし)とは、字のとおり指の運び方(動かし方)のことを言います。(フィンガリングとも呼びます)
ギターを始めたばかりの初心者の頃は、とくに薬指と小指がなかなか自由に動かないかと思います。
なので、意識的に薬指と小指の筋力アップの練習メニューを入れて各指が独立して動くように努力する必要があります。
運指番号をつけて整理する!
人差し指⇒ 1番
中指 ⇒ 2番
薬指 ⇒ 3番
小指 ⇒ 4番
これが基本となり、重点的に薬指と小指の3、4番の指を日々の練習で鍛えることがポイントとなります。
オーソドックスな練習としては、半音階スケールのクロマティックスケールを使った運指練習が有効的だと思います。
簡単なパワーコードを覚えよう!
パワーコードとは、1度と5度の音を同時に鳴らすコード(和音)のことを言います。
ハードロックやヘヴィーメタルやパンクなどのギターリフやバッキング(伴奏)などでよく使うことがあり、コードの構成音と押さえ方がシンプルなので色々と応用が効く便利なコードです。
また、音の響き方も特徴となる3度の音を省略しているため、メジャーでもマイナーでもなく曖昧な響きで、文字通り「パワー感」を出すことができます。(音作りも重要!)
パワーコードの構成音!
例えば、Cコードの構成音としては…
1度 ⇒ C(ド) ルート音(Root)
2度 ⇒ D(レ)
3度 ⇒ E(ミ)
4度 ⇒ F(ファ)
5度 ⇒ G(ソ) 5th
6度 ⇒ A(ラ)
7度 ⇒ B(シ)
のスケールの中で、1度&5度のドとソを同時に押さえるとCコードのパワーコードとなります。
パワーコードの押さえ方!
例)Cコードの5弦ルートの場合。
5弦の3フレットを人差し指、4弦の5フレットを小指で押さえます。(人差し指&小指)
最初は、小指を使うことに慣れないかと思いますが、この先に分数コード(onコード)とかを使う際に応用が効きます。
なので、最初からこの基本の押さえ方で出来ていると、スムーズにコードチェンジができるので練習して慣れてほしいと思います。
運指練習とパワーコードの練習メニュー!
動画で解説します。
動画内では、フィンガリング(指の力)を鍛える為のクモの巣トレーニングのやり方や、パワーコードの押さえ方や練習方法などを具体的に教えています。
とくにクモの巣トレーニングは、今後練習前のウォーミングアップとしても使える便利なトレーニング法なので、日々のギター練習メニューとして活用してほしいと思います。
まとめ!
・ギター初心者の頃は各指の力が弱いので、徹底してフィンガリングを鍛えることが大事。
・クロマティックスケールを活用して、均等な力の入れ加減と抜き加減を身体で覚えること。
・パワーコードが出来ると世界が一気に広がる。
・パワーコードのコードチェンジは、指の形は変えずにギターのフレット間をただ移動させるだけなので、簡単で便利。
パワーコードの音作りを補足すると、アンプのゲインを高めに設定したディストーションサウンドでザクザクした感じでギターを鳴らすと、最初はそれだけでも快感だと思います。