運指練習と聞くと正直なところ、楽しくない印象があったり、あまり音楽的ではないので、敬遠しがちな方も多いと思います。
しかし、フィンガリングを鍛えたり、指を温めるためのウォーミングアップとしても使えます。
また、ギターを弾く際のフォームを細かくチェックするためにも絶対に欠かせない基礎練習の1つでもあります。
ロックやブルースなどを中心に弾く方は、おろそかにしがちですが、ケガ防止の観点で見ても毎日コツコツとやることによって得られる恩恵が大きいと思います。
今回は、1日5分でも効果絶大な運指練習のやり方を紹介します。
運指練習をやる際の注意点!
まずは意識してほしい大切な心構えを3つお伝えします。
1、とにかく毎日1回はやること
フィンガリングを鍛えることは単純に指の力を付けるだけではなく、脳と神経の繋がりの強度も関連してくるので、1日でも練習をさぼるともったいないです。
2、ゆっくりなテンポで丁寧に弾くこと
右手と左手のタイミングをしっかりと合わせたり、フォームをチェックしながら雑に弾かないことを身体で覚えさせます。
3、力まないこと
ギターを弾く際の基本となりますが、できるだけ脱力した状態で弾いた方がギターの出音は絶対に良いです。
練習フレーズの紹介!
前提として運指のパターンを覚えやすくするために各指に番号を付けます。
人差し指:1
中指:2
薬指:3
小指:4
半音階で動くクロマティックスケールを応用し、1弦と2弦上で動きます。(オルタネイトピッキングで)
動画で詳しく解説!
練習フレーズに関してはこちらの動画をご覧ください。
人差し指固定、中指固定、薬指固定、小指固定と計4パターンのエクササイズです。
動画内では、わかりやすいように目次を付けております。
最初は、思うように指が動かずもどかしい感じがあるかもしれませんが、それはその分だけ指と脳が鍛えられている証拠となります。(伸びしろ大)
是非とも毎日継続してほしいと思います。
まとめ!
・運指練習は、ウォーミングアップやケガ防止のためにも欠かせない基礎練習の1つ。
・とにかく毎日続けることで効果が最大限出る。
・ゆっくりなテンポで丁寧に弾くこと。
・力まないこと。
いかがでしたか?
この練習は、エレキギターではなくてもアコースティックギターやクラッシックギターでも代用できます。
というか弦のゲージの太さや張り具合などからエレキギターでやる方が簡単です(笑)。
なので、さらにフィンガリングを鍛えたい場合は、エレキギター以外でやると効果的です。
ちなみに私の場合は、エレキギターでも練習しますが、クラッシックギターを使ってフィンガーピッキングでも毎日やっています。
音の粒立ちをしっかりと揃える感覚を養うには、クラッシックギターを使うのも良いです。
何かの参考になれば幸いです。