7つの習慣の中の第2の習慣である、「目的を持って始める!」プロセスは、人生の設計図(コンパス)を作ることを学びます。
著者である、フランクリー・コヴィー博士は、この「目的を持って始める」というこの2つ目の習慣が人生において最も重要であり、素晴らしい恩恵をもたらしてくれると言っています。
ビジョンの習慣!
原則:知的創造は物的創造に先立つ!
全てのものは2度作られる。
第1は知的な創造、つまりは計画すること。
第2は物的な創造、つまりは実際に作り出すことである。
ここであなたのビジョンについて少し考えてみます。
子供の頃、あなたは大人になったら何になりたいと思っていましたか?
ほんの少しだけ考えてみて下さい。
あなたは現在、なりたい自分になり、ずっとやりたいと思っていたことをしていますか?
正直に考えてみて下さい。
自分の望むものがすでに目の前にあるかのように想像すれば、それを実現させるきっかけとなる。 -シャクティ・ガワイン
個人的なミッション・ステートメントを作成する!
ミッション・ステートメントは、人生のあらゆる場面で決断を下す自身の憲法のようなものである。
(作成のステップ!)
ステップ1:アイデアを出す。
ステップ2:一休み。
ステップ3:自分の考えを集める。
ステップ4:下書きを作成する。
ステップ5:ミッション・ステートメントを完成させる。
ステップ6:定期的に見直し、評価する。
人生におけるミッションというものは、作るものではなく発見するものである。 -ビクター・フランクル
ミッションに関連した目標を考えることで実現が近づきます!
長期目標を持って、実現するための具体的な方法を考えてみます。
何を?なぜ?どのように?いつ?と自問してみて長期目標を達成しないといけない動機づけをします。
そして、「どのように?」に達成するのかを想像力をフルに使って考えてみます。
自分自身の発見!
自覚・想像力・良心という人間の独特の性質を利用して下記の質問に取り組んでみて下さい!
(演習:自覚)
・「あなたがもっとも自分らしいと感じる時はどんな時だろうか?」
・「ビジネスにおいて、あなたが本当にしたいことは何だろうか?」
・「プライベートにおいて、あなたが本当にしたいことは何だろうか?」
・「あなたの持って生まれた才能や資質は何があるだろうか?」
(演習:想像力)
・「お金と時間が無限にあったら、あなたは毎日何をするだろうか?」
・「あなたはどんな人になりたいだろうか?」
(演習:良心)
・「あなたが他の人のためにできるもっとも大切な貢献は何だろうか?」
・「今まで色んな理由でやってこなかったことで、本当はすべきであると考えていることはないだろうか? あるとすればそれは何?」
効果的なミッション・ステートメントの条件!
1、人生の質を高める結果を生み出す効果性の原則を表現している。
2、方向性と目的が示されている。
3、自分にチャレンジを与え、鼓舞するものである。
4、ビジョンと価値観が繋がっている。
5、もっとも大切な役割と責任に言及している。
6、自分らしさが表現されている。
真の幸福とは、自己満足によってもたらされるのではなく、価値ある目的を忠実に行うことによってもたらされる。 -ヘレン・ケラー
まとめ!
第2の習慣のプロセスは、しっかりと計画(プラン)を立てることであり、「なぜ?それを私が?」やらないといけないのかを考える習慣であります。
そして、個人のミッション・ステートメントは時間をかけてしっかりと考えてみてほしいと思います。
この軸の部分がしっかりとできていないと「成功への階段」をかけ外してしまうことが多いので、心を落ち着け、自分自身としっかりと対話をして探してほしいと思います。
また、このミッション・ステートメントを作成するにあたって、コヴィー博士は「夜と霧」という本を読むことも推奨しています。
「夜と霧」は、ヴィクトール・E・フランクルの実体験を元に書かれた本であり、こちらも名著として名高い1冊として有名です。
ナチス強制収容所に送られてしまった内容なので、今の日常生活とはかなりかけ離れた悲惨な状況が書かれていますが、「生きる」とは何か?を深く考えさせられる本です。
つづく…