音楽教育でのティーチングとコーチングの違い!?
教えるの語源から来てる「ティーチング」とスポーツの世界でのコーチのような存在の「コーチング」と言う指導法がどの分野でもあります。
例えば…
・ティーチング ⇒ 教師、資格を取る際の授業、クラッシックピアノの先生など。
・コーチング ⇒ 部活の先生、トレーニングジムのトレーナー、ダンスレッスンなど。
みんなのイメージ的には、少し固くてつまらない印象がありがちなのが、「ティーチング」の指導法かな?と思います。
日本人に合うのはどっち?
これは、あまり主張とか自分で意見を言うことが苦手な性格の気質が多いことから、一般的には「ティーチング」の方が日本人には合っていると言われていますし、教える側としても楽です。
なぜなら、一度しっかりと教材や指導マニュアルを作ってしまえば、その型通りに教えればいいからです。
現代求められているのは?
しかし、今までの指導法では、明らかに限界が来ているのが現状です。
「自分で答えを導き出せない」とか、「上の意見を鵜呑みにしてしまう」などの他人任せで生きることが、身体に染みついてきてしまっているからです。
欧米諸国やヨーロッパの指導法や大きな成績を残しているスポーツ選手は、ほぼ例外なく専属の「コーチ」を付けています。
「コーチ」の仕事は、しっかりと相手の話を聞いて、一緒に目指すゴールや目標を考えます。
そして、答えを与えるのではなく、導き出せるような「良い質問」を投げかけて相手にしっかりと考えさせます。
自分で考えて出した答えがあるから、それを実行する練習メニューとかも自主的に作ってこなすことができます。
この差が、一流と二流との決定的な差であるかな?と個人的には思っています。
スパルタ方式はもう古い!
徹底的に自分のやり方や、決めた練習を押し付けるスパルタ方式では応用が効かないのです。
もちろん、それが相性が良かった場合は、一時的には大きな成果が出ると思います。
しかし、それでは「考える力」が身に付かないですし、どうしても他人任せで、「やらされてる感」が出てしまい、いずれは限界が来てパフォーマンスやモチベーションも下がってしまいます。
音楽で大切なのは…
私が、ギター教室や専門学校で教わっていた時は、完全に教本があった「ティーチング」形式でした。
もちろん、ある程度楽器の習得に関しては、「基本」が大切なので、完全否定ではありません。
しかし、アーティストやバンドマンとして一流になる為にはその方法では難しいと思います。
しっかりと自分自身で「考える力」を付けて、個性やオリジナリティーを追求して、時にはアドバイスをもらえるような「コーチ」や「師匠」などがいると、上達も早いし、モチベーションの維持にもつながります。
結局のところ良い音楽や人の心を動かす音を出すのは、その人が持ってる「音への情熱」だと思っているので、それを育めるような、練習環境や人がいることが1番大事なことだと思います。
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