ついにここまできた、AIが作曲してしまう時代!
ここ数年何かと話題に挙がってくる「AI」や「IoT」。
もう新聞やテレビや雑誌などで目にしない日はないほどに今の世の中に浸透しつつあります。
AI(人口知能)とは、コンピュータによる知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野のことを指し、その技術の進歩は日進月歩で進んでおり、これからの時代では人の生活にかなり寄り添った存在となるものです。
AIが作曲した曲だと見抜けますか!?
まずはこちらの曲を聴いて下さい。
Flow Machinesという会社(プロジェクト?)が、AIのみで作曲・演奏をした曲である「Daddy's Car」が少し前に話題になりました。
私自身が最初に曲を聴いた時の感想は、「60年代後半~70年代の雰囲気のある良い曲じゃん」と純粋に思いました。
それもそのはず、この楽曲はAIに「ビートルズっぽいスタイル」というコンセプトで作曲をしたからです。
(以下作成した会社の引用文:Google翻訳使用)
フローマシンの目標は、人間の芸術家と共同して、または自発的に音楽を生成することができる人口知能システムを研究および開発することである。
私たちは、音楽スタイルを計算オブジェクトに変えることでそうしています。
ミュージックスタイルは、個々の作曲家(例えば、バッハやビートルズなど)、または様々なアーティストのセット、またはシステムを使用しているミュージシャンのスタイルから来ることができます。
私たちの研究のおかげで、最初に構造化されたAIポップソングが「Daddy's Car」です。
AIは芸術の領域にも足を踏み入れた!
今までにAIが得意としてきた分野としては、「計算・記憶・情報処理」などで左脳的な能力を得意としてきました。
しかし、今はディープラーニング(深層学習)の進歩により、右脳的な能力であるアート(芸術)の領域にも足を踏み入れました。
ある意味神秘的でクリエイティヴな世界と言われてきた音楽にもその力を及ぼしてきました。
世界各国では、音楽だけに限らず、映画や絵・小説などもAIに深層学習をして作るというプロジェクトが進んでいます。
恐らく近い将来、AIの精度が高まるにつれてクリエイターたちの仕事の単価の引き下げやさらなる競争の激化が予想されます。
感情の表現こそ人間の存在意義!
ここから先は完全に個人的な持論となります。
以前からよく耳にする話題ですが、「AIは敵となるのか?味方になるのか?」
音楽の場合、現時点では著作権の問題があるので、ミュージシャンや音楽家は過去の作品は守られています。
しかし、新たに良い作品を作ろうとすると、生産性(サイクル)・クオリティーの高さで多くの人が危機的な状況にメンタル面でも陥ってしまう可能性があります。
究極的に言ってしまうと今の時点で既にその傾向はありますが、純粋に「音楽」だけに価値を持てなくなってしまいました。
単純に良い曲を作るだけでは生き残れません。
必ずプラスアルファのその人なりの魅力が必要になってきます。
使い回された表現になりますが、音楽背景・伝えたいメッセージ性と感情の表現に磨きをかけることこそが、人間がAIに勝る唯一の武器かと思いますし、存在意義に繋がります。