フィンガリングテクニックの1つとして、ピッキングをする右手(左利きの際は逆)でもハンマリングやプリングをすることをライトハンド奏法(タッピング)と言います。
プレイの特徴としては、高低差のある音程でのフレーズ作りや、キーボード的なアプローチをすることが可能となり、トリッキーでテクニカルな印象も与えることができる奏法です。
実用的に広めたのはエドワード・ヴァン・ヘイレン!
ライトハンド奏法と言えば、やっぱりギターの革命児だったヴァン・ヘイレンがすごく有名ですが、実は彼が編み出した技ではなく、他のギタリストが前からやっていたものだったんです。
しかし、それをより実用的に曲のフレーズとしても完成されてる感じまでに昇華させたのがヴァン・ヘイレンだったのです。
そして、今回はそのライトハンド奏法のやり方とポイントに関して説明します。
ライトハンド奏法の基本!
【ライトハンド奏法のやり方】
1、右手の中指を使って、ギターのネック側に叩きつける感じでハンマリング&プリングをすること。
2、他の弦がノイズを出さないように、右手のハラの部分を活用して、しっかりとミュート(消音)すること。(1番重要!)
3、ハンマリングとプリングでしっかりと粒立ちの揃った良い音が出るように、フィンガリング(指の力)を鍛えること。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらをご覧下さい。
*動画内で紹介してる練習フレーズは…
2弦2フレット→5フレット→12フレット(運指は、人差し指→小指→右手の中指)
この3連符のギターフレーズをひたすら繰り返しているだけです。
最初は、指が疲れてくると思いますが、反復練習をして徐々に指の持久力を鍛えてほしいと思います。
まとめ!
・ライトハンド奏法(タッピング)とは、右手の中指を使い、ハンマリングやプリングをするレガート奏法の一種。
・曲のフレーズとして使えるレベルまでに昇華させたのが、ギターの革命児である、エドワード・ヴァン・ヘイレン。
・ギターソロなどのハイライトとして使われることが多く、見た目的にも映える奏法。
・レガート奏法だけで音を繋げるので、しっかりとフィンガリングを鍛えることが大切。
いかがでしたか?
ライトハンド奏法は、見た目的にも「おっ!」と思わせることができるおいしいテクニックの1つです。
なので、ギターヒーローみたいに目立ちたい感じの人にはもってこいの奏法です。
ただし、リズムが乱れたり、余計なノイズが出ると台無しになってしまうので、基本的なミュートは常に意識することが大事です。
基本ができた上での応用力となります。
ライトハンド奏法(タッピング)のバリエーションを増やす方法!