「ドラムの神」と言われるほどに実力とセンスと人気があるセッションドラマーのスティーヴ・ガッド。
ジャズやフュージョン系の音楽のスタジオミュージシャンとして、数多くの名プレイヤー達と共演をして、長年に渡り独特のプレイスタイルで多くのドラマー達に影響を与えています。
今回は、音楽をやる上での大切な心構えが含まれているスティーヴ・ガッドの名言集と華麗なドラムプレイを紹介したいと思います。
名言集!
良く見せたかったら、良く見せようと思わずにプレイすることだ。
自分がなすべきプレイは、音楽が導いてくれる。その為には、徹底的に聴きこまなくてはならない。
一流のスタジオミュージシャンらしい発想ですね。
裏役に徹するサポートメンバーとしての信条が伝わってきます。
インスピレーションというのは、元を正せば他人のプレイに接してハッとすることだ。
それを持ち帰ってどうプレイしていたのかを辿ってみる。
これは、自分のパート以外のプレイヤーから得ることが現実としては多いですよね。
誰かのプレイを一音も逃さずコピーしようとする人を見かけるが、それはその人自身のプレイではないからやはりどこかに無理がある。
音楽というのはそういうことではない。自分の引き出しを大きくしていくことだ。
ありがちな事だが、他人の作品に入れ込みすぎて自分のクリエイティヴの芽を摘んでしまうのは最悪だ。
偉大やプレイヤーから学ぶ姿勢は大事だけど、オリジナルであることの方が価値があることを訴えてるような気がします。
完璧な人というものを見たことがない。現場へ出てベストを尽くす。
その時欲しいものが掴めなかったら、翌日また現場でそれを求めてトライする。やるべきことはそれだけだ!
1曲1曲を大切にする。
一瞬でも手を抜かずに本気で演奏すること。
スティーヴのように世界クラスで活躍をしてる人が言うと説得力があります。
いぶし銀なプレイ!
最後にスティーヴは、ロックスターではなく、スタジオミュージシャンなので、音楽をやってる人の中でもそんなに知名度は高くはありません(笑)。
しかし、裏ボス的な感じで本当に多くのドラマー達に影響を与えて教本的に扱われています。
決して派手ではないですが、グルーヴ感のある華麗なドラムプレイを堪能して下さい。
このシンプルなドラムセットでこれだけの表現力は、芸術の域です。
ドラムオタクとしては最高に楽しめます。