悲報、アラン・ホールズワース死去!
2017年4月16日に、イギリス出身の偉大なギタリストである、アラン・ホールズワースが亡くなりました。(享年70歳)
どちらかと言えば玄人好みのミュージシャンであり、売れるための商業的な音楽(売れ線)を作るのではなく、売れなくてもいいから自分自身が表現したい音楽を作る真のアーティストでした。
フランク・ザッパやスティーブ・ヴァイなど独自の音楽を追求するアーティストからも尊敬の念で称えられていました。
国内では、意外?
そう思われがちですが、SUGIZOからも追悼のメッセージがアップされていました。
敬愛するアラン・ホールズワース氏が逝去・・・。あまりに悲しい。到底追いつけない境地だけれど、氏のギターに、その音楽に10代の頃から多大な影響を受けた。これからこの虚無の中を生きていかなければ・・・。Mr. ホールズワース、偉大な音楽を本当にありがとう。R.I.P. SGZ pic.twitter.com/9aCXyCOmCC
— SUGIZO (@SUGIZOofficial) 2017年4月16日
またもやレジェンドクラスのギタリストがお亡くなりになってしまいました。
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超個性的なギタリスト!
ギターを弾く人間からすると、とても有名なミュージシャンであるけれど、一般的に言うと、アラン・ホールズワースの認知度はそんなには高くはありません。
なぜなら彼が作る音楽は、とても難解で娯楽的に楽しめる類の音楽ではないからです。
ジャズやフュージョンなどの音楽ジャンルに当てはまるかと思いますが、その中でも彼が作る音楽は異質で、好き・嫌いも大きく別れるタイプです。
とくに独特な響きで構成されるコード・ボイシング(構成音)は、彼の個性の1つであり、普通の人では到底考えられないセンスのコード進行で作曲をします。
手が大きいことを武器に...
アラン・ホールズワースは、手がとても大きいことで有名です。
なので、ワイドストレッチを生かした難解なコードや独特なギターフレーズを奏でます。
有名なエピソードとしては、若かりし頃のエディー・ヴァン・ヘイレンが、勉強のために彼のフレーズをコピーしようとしても指が届かず、空いてる右手を使ってギターを弾く発想に至り、ライトハンド奏法(タッピング)を編み出したと言われています。
そして、レガート奏法を中心にアドリブやギターフレーズを組み立てる点も大きな特徴の1つです。
アドリブフレーズもロックギタリストに多いスケール上を行き渡る感じではなく、ピアニスト的な感じでやっている印象が強いです。
彼の父親がアマチュアのピアニストだった為、子どもの頃からピアノから聴こえる和音や響きに影響を受けて、音楽理論を勉強したことが、独特な音楽センスに繋がったのだと思います。
また1人、偉大なギタリストが亡くなりましたが、ご冥福をお祈りいたします。
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