エレキギターを弾く上で、多分1度は憧れたことがあるプレイとして、ギターソロなどでクールにかっこよく弾く速弾きプレイがあるかと思います。
一概に明確にこれが、「速弾きだ!!」と言われるものではありませんが、読んだ字のごとく想像はしやすいかと思います。
速弾きの種類を大まかに分けてしまうと、全ての音をオルタネイトピッキングで弾くフルピッキング奏法。
ハンマリングやプリングなどのフィンガリングテクニックを織り交ぜたレガート奏法の2つに分かれると思います。
今回は、速弾きの基礎練習として、オルタネイトピッキングを使った練習法を紹介します。
オルタネイトピッキングでの速弾きの基礎練習!
オルタネイトピッキングとは、ギターを弾く上で基本的なピッキングのやり方の1つですが、実は奥が深いです。
ダウン&アップの規則的なピッキングを繰り返しますが、この音の粒立ちをきれいに揃えることが最初はなかなかと難しいです。
そして、もう1つの難点は、ギター初心者の頃は、右手の手首の持久力もそんなにはないと思うので、手首の持久力をつけることも大切になってきます。
それらを克服するための最適な練習法としては、同じフレーズをひたすら繰り返すラン奏法を利用して練習することが1番効果があります。
ラン奏法を使った練習フレーズ!
まずは、速弾きの基礎練習として大切なことは、いきなり最初から難しいギターフレーズには挑戦しないことが大事です!
簡単なフレーズを丁寧に遅いテンポ(BPM)から弾き始めて、徐々にテンポを速くしていくことがポイントです。
その為には、必ずメトロノームを使って、根気強く取り組むことが重要です。(急がば回れの精神です)
今回紹介する練習フレーズは、以上のことを踏まえて、同じ弦上をオルタネイトピッキングする練習法です。
使うスケールも基本的なCメジャースケールで構成されています。
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
「速弾きのポイントと練習フレーズの説明」
「速弾きのトレーニング編」
練習を続ける上で大切なこと…
こういった地味な練習の反復練習を毎日することが1番の上達のポイントです。
そして、しっかりと手首の持久力をつけることも大切なので、3分位弾き続けて、1分休み、そしてまた3分間弾き続けるようなインターバル練習をある一定期間はやっておいた方がいいと思います。
右手のピッキングを安定させるためには、いつかはやらないといけないような練習の類なので、これを機会に是非挑戦してみてください。
(下図:若き日のリッチー・ブラックモア)
そして、この速弾きの練習に関しては、上手いギタリストの方々もよく言っていますが、裏ワザ的なコツや近道はありません!
なので、過去の私のように「要領よく近道はないかなー?」と思っているようなタイプの人は必ず途中で挫折します(笑)。
もう近道はないことを理解した上で、地道にコツコツと練習をすることが、実は1番の近道であったと私は痛感しています。
速弾きに関しては、断言して言えますが、完全に「質よりも量」の世界です。
そして、必ずその練習量は質に転換していきます。
まずは、それを信じてコツコツと取り組んでいってほしいと思います。
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