1994年にメジャーデビューをし、その過激な歌詞とルックスと攻撃的なサウンドだけど耳に残るキャッチーな音楽性で、一気に世界的に有名になったマリリン・マンソン。
1990年代を代表するような圧倒的なカリスマ性を持ったアーティストでもあり、社会に対しても強いメッセージを発信し続けるメッセンジャーでもありました。
今回は、一度聴いたらクセになる、マリリン・マンソンの音楽の世界観に関して記事にします。
音声動画はこちら。
音楽性!
ハードロックやメタルの音楽を基盤とし、デジタルな要素も初期の頃から取り入れ、サウンド面ではダークでハードな側面がありますが、ヴォーカルのメロディーラインはキャッチーで覚えやすい曲が特徴的です。
ライブやミュージックPVなどで、彼が発信するメッセージ性は一貫して「反キリスト」であり、かなり過激な思想が歌詞やライブパフォーマンスからも垣間見れます。
なぜ彼がそこまでキリスト教に対して背くのかと言うと、両親からの虐待に近い徹底的なキリスト教のスパルタ教育を子供の頃から受けさせられ、その反動からロックに目覚めています。
https://t.co/6OcgvzW7ja価値観は人それぞれ。
— 富樫栄孝(キングhide) (@hidetaka0908) 2018年3月13日
アメリカでスターダムに一気にのし上がるエネルギー源としてはこういったケースはよくあり、アメリカの心の闇を反映し、それに共感した人たちが熱狂的なファンになっていきます。
私自身も最初にマリリン・マンソンの音楽を聴いた時は、マイナスの負のエネルギーに満ちており、最初は拒否反応がありましたが、強い者が正しいわけではない価値観や、反骨精神などに触発されて徐々に好きになっていきました。
オススメ曲!
Beautiful People:
印象的なギターリフとドラムが絡んだ代表曲です。
格闘技の入場テーマとしてよく使われていたので、マンソンのことは知らなくても曲としては聴いたことがあった人も多いと思います。
1996:
これぞマリリン・マンソンの心の叫びを訴える怒りの曲ですね。
サウンドはハードですが、キャッチーなメロディーラインが印象的です。
よくマリリン・マンソンの音楽は教育的には良くはないので、「子どもなどには聴くな!」とアメリカでは言われるそうですが、大人からそう言われると余計に興味をそそられるのが子ども心ですよね。
Rock is dead:
映画「マトリックス」のテーマ曲として有名な曲です。
映画の世界観と見事にマッチしています。
幼少期のトラウマなどを糧にのし上がったミュージシャン達!
今回紹介したマリリン・マンソンもまさにそうですが、アメリカではとくに幼少期の頃の親からの虐待やいじめなどで心に深い傷を負い、それを糧に創作活動をして成功していく人たちが音楽業界では結構います。
とくに90年代を代表するアーティストで言えば、KORN(コーン)なんかは境遇もデビューした時期などもマリリン・マンソンと似ています。
[blogcard url="https://guitar-hide.com/korn-music-guitar/"]
どちらも個性が強く音楽的にもかっこいいので是非聴いてみて下さい。