ショパン・コンクールについて!
正式名「ショパン国際ピアノコンクール」は、ポーランド生まれの作曲家であったフレデリック・ショパンの名前を冠として、5年に1度のペースで首都ワルシャワで開催されるコンクールです。
コンクールの出場資格には年齢制限もあり、何回か変更されて現在では、16歳以上30歳以下の年齢制限内で行われています。
突然ですが、なぜ? 急にショパンコンクールの話題を持ち出したか!?
それは、私が現在おもしろくて、読み進んでいるマンガの「ピアノの森」の最終局面での舞台設定となっており、親近感が湧いているからです。
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しかも私自身、2010年にショパンの生誕200周年の時に、記念のCDと関連書籍を買っており、実は結構クラッシック音楽は好きであり、中でもショパンは好きな作曲家のベスト5には入る人物であります。
ショパンコンクールの特徴!
このコンクールは、オリンピックの開催期間よりも長い5年に1度のペースでの開催のため希少価値が高いです。
加えて、年齢制限もあるので、どんなにピアニストとしての腕があったとしても最高で出場機会は3回しかないです。
どこに演奏者としてのピークを合わせていくかを考える必要もあるだろうし、当然のことながら時の運もあると思います。(コンクールが全てではありませんが...)
そして、名前の通り演奏曲目は、全部ショパンの作品で行う点です。
演奏者は、ショパンの作品のエチュード(練習曲)、ワルツ、ノクターンなどのジャンルを弾きこなす必要があり、またショパンを弾くための資質も問われるようです。
鍵盤上の詩人であったショパン!
ショパンは当時の音楽界では珍しく、あまりオーケストラを使った作品は作らず、ほとんどがピアノ1つで完結するような曲を作り続けました。
しかも書いた楽譜を腕の良い上手なピアニストに頼んで弾いてもらうのではなく、自ら演奏する点でも少し変わっていました。
ようは、ピアニストとしての自信と誇りを持っており、華やかなテクニックを前面に出すのではなく、繊細で微妙なタッチやニュアンスを重視してピアノで語りかけていました。
通常、指の鍛錬のための練習曲として作るエチュードの作品でさえも、彼が作るとどこか耳に残る印象的なメロディーラインであったり、叙情詩的な何ともいえない美しさが曲の中にあります。
その代表曲が、エチュード第3番 ホ長調「別れの曲」です。
この曲の本来の目的は、メロディー(主旋律)を奏でる右手の中指・薬指・小指を強化するために作曲されたものですが、儚くも美しさが漂っています。
生まれながら病弱な体質だったため、わずか39年という短い生涯でしたが、母国ポーランド以外の世界中で今もなお愛され続けています。
39歳という若さで亡くなりましたが、ショパンの人生は戦争という時代背景もあり、祖国を亡命していたりと波乱に満ちた激動の人生を駆け抜けていました。
それに関しては、また別の機会で記事にしてみたいと思います。
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