BLUE GIANT(ブルージャイアント)を読むと音楽に対する情熱がさらに高まってくる!
ブルージャイアントは、数年前から面白いマンガということで話題になっていましたし、テーマが、「音楽とジャズ」なので少し気になっていた作品ではありました。
ジャズに心打たれた高校3年生の宮本台は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
「世界一のジャズプレーヤーになる...!!」
努力、才能、信念、環境、運...何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川からは始まる。
(ストーリー:Amazonから引用)
典型的な熱血青春モノですが、なぜか青臭さや古臭い感じは受けずにすらすらと読みすすめていくことができます。
ちなみにこの作品は、大まかに分けると、仙台時代(高校生)→東京時代(バンド)→ドイツ・ミュンヘン時代となり、最新号の現在は単身ドイツに渡ってからの話が続いています。
とにかく夢にまっすぐな主人公:宮本大(みやもとだい)
主人公の宮本大は生のジャズのライブを観てから一気にジャズの音楽に目覚め、テナーサックスの練習を独学で始めます。
しかも最初から目標が高く、「世界一のジャズプレーヤーになる!」と周りの人たちに公言しています。
まるで「ワンピース」のモンキー・D・ルフィのように「俺は海賊王になる!」と傍から見るとビッグマウスと言われそうなことを公言するあたりが何か共通項があるように私は思いました。
楽器をひたすら練習する姿に共感と熱意を感じる!
このマンガは、きっと今まで何かしらの楽器をやったことがある人は、宮本大がひたむきにサックスの練習をする姿に共感する場面がいくつかあると思います。
テナーサックスは音量が大きくなりがちなので、宮本大の練習場所は基本的には野外でやることが多く、暑い日も寒い日も毎日練習を欠かさないことにすごいなと思うこともあり、逆に脅威も感じます。
私の場合は、エレキギターなので、アンプに音を通さなければそこまで騒音にはならず、基本的には部屋の中で練習ができます。
練習場所に困る楽器の代表としてはドラムがありますが、そう思うと「今日は気分が乗らないから練習をさぼろうかな」と思ってしまう自分の甘さ加減に恥ずかしくなってしまいます。
全く当てのないドイツ・ミュンヘンに移動してからもこのスタンスは変えずに、警察に職務質問されないような場所を探し、橋の下で独り黙々とサックスの練習をします。
音が聴こえてきそうな描写がヤバイ!
恐らく、ブルージャイアントを読むと音楽素人の人は、ジャズに興味を持つと思います。
その位演奏シーンのライブ感や画の描写から「生の音」が聴こえてくる感じがします。
私の場合もロックやファンクの方が好きでしたが、このマンガを読んでから「ジャズ」ももっと知りたいなと興味が湧きました。
ジャズギターは、難しいと高校生の頃から悟り避けてきましたが、やはり憧れと熱量は上がりました。
「音楽は国境を超える!」
この言葉のとおり、現在宮本大は自分の「音」を求めてドイツに渡り、新たな仲間と出会いながら成長していく過程です。
ジャズを通しての人間成長物語に今後も目が離せません。
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「のだめカンタービレ」でもそうでしたが、こういった良質な音楽マンガを読むと音楽に対するモチベーションが格段にアップします。
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