ピアノや鍵盤楽器などの他のメロディー楽器では、表現できないものとして、ギターでは、チョーキングやスライドなどがあります。
今回は、ギターらしい表現をできるスライド奏法に関して説明します。
スライドとは!?
スライド(S)は、「滑らか、すべらせる」と言う語源の通り、ギターのフレット上を滑らせて、音と音を繋ぐ際に出る経過音のことを言います。
スライドを使った名手と言えば、やっぱりスティーブ・ヴァイですね。
上図:スティーブ・ヴァイ
ヴァイに関しては、ギターのテクニック自体のレベルが高いですが、とくにスライドに関しては、表現方法がぶっ飛んでいます!
ギタリストとしての表現の可能性を広げてくれるアーティストの1人なので、是非一度は彼の作品を聴いてみてほしいと思います。
スティーブ・ヴァイの心に響く名言とギタープレイの特徴と使用機材!
スライドのやり方!
例)3弦5フレット⇒3弦7フレットへスライドする場合。
・人差し指で、3弦5フレットを押さえてピッキングをしたら、そのままギターのフレット上を平行に滑らせて、3弦7フレットまで滑らせること。
*テクニック自体は、とくに難しくはないと思いますが、人差し指以外の他の指でも全て出来るように練習しておくことが大切です。
また、基本的なスケールを知っていないと対応ができないので、メジャースケールなどを復習しておくといいと思います。
スライドは、バリエーションが豊富!
そして、スライド奏法は、単音プレイ以外にもコードプレイやバッキング(伴奏)などでも多用されるテクニックなので、幅が広いです。
パワーコードを使ったギターリフから、ポップスやファンク系のコードカッティングなど、色んな形で使えます。
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
本編では、「スライド」の基本的なやり方やコツと、単音プレイやコードプレイなどの実践的な練習メニューなどをメトロノームを使って解説しています。
スライド奏法は、ギターソロでもバッキング(伴奏)でも重宝されるテクニックになるので、基本を押さえて色んな表現ができるようになってほしいと思います。
まとめ!
・スライド奏法は、ギターらしい表現の1つで、ギターのフレット上を滑らせて音と音を繋ぐ経過音のこと。
・スライドの名手と言えばスティーブ・ヴァイ。(彼の音楽を是非聴いてみて!)
・音と音を繋ぐ経過音のテクニックなので、メジャースケールなどの一般的な音階を知っていると便利。
・単音フレーズ以外にもコードバッキングでも使えるので、色んな音楽を聴いて引き出しをストックしておくこと。
いかがでしたか?
チョーキングやスライドなどは、ギター独特のニュアンスを音で表現できる奏法なので、基本的なやり方をマスターして表現の幅を増やしてほしいと思います。