
音楽ファンの間では有名な話しですが、現在再結成をして活動しているLUNA SEAのドラマーの真矢と、現在デビュー20周年記念でツアーをしているSIAM SHADEのドラマーの淳士の2人は師弟関係があり、インディーズの頃からの交流があります。
2人の関係性としては…
真矢⇒師匠 or 兄貴
淳士⇒弟子 or かわいい弟
みないな関係で淳士が、インディーズ時代のLUNA SEAのローディーとして、ドラムの機材周りのお世話をしながら真矢からドラムに関しての知識やテクニックなどを学んでいました。

上図:淳士
当時から真矢のドラムのテクニックとセンスは、周りのバンドと比べても群を抜いていたので、他にも沢山のローディー(弟子)がいたようです。
目次
今はどっちが上手いの!?
音楽の良し悪しや実力は、スポーツのように勝ち負けがはっきりしてる世界ではないので、判断が難しいですが、できるかぎり見える化してみたいと思います。
あくまでも個人的な見解でいくつかカテゴリー分けをして2人のドラマーとしての実力を見てみたいと思います。
演奏テクニック!
ドラムの演奏技術力として見てしまえば、淳士の方が上手いし、難しいことをやっています。
それぞれのバンドのカラーの問題もありますが、手数・変拍子・ツーバス・フレーズの組み立て方などを考慮してもわかりやすい巧さ加減があります。
1曲をコピーするのにも淳士が叩いてるフレーズを覚えたり習得するのはすごく大変です。
リズム感!(グルーヴ感)
ただ単に上手いドラマーと魅力のあるノリやすいドラマーとの差を分ける大切なグルーヴ感を高いレベルで持っているのは真矢です。
もうこれは、世界基準で考えてもトップクラスだと思います。
超シンプルな8ビートや16ビートを叩いても心地よいノリと歌心があり、気持ちよく歌を聴かせてくれる曲の雰囲気を作ってくれます。
これは、真矢が部類のお祭り好きで和太鼓を昔から叩いていたことも音に命や表情を乗せるという意味では少なからず影響があると思います。
音楽センス!
ドラムの何を持って音楽センスが高いと感じるかは人それぞれかと思いますが、やはりベーシストとの絡みはとても大事だと思います。
これに関しては両者とも甲乙つけがたいです…。
2人ともすごく緻密に考えてベースとのコンビネーションや歌のメロディーをいかに引き立てるかを考えて曲を作っています。
なので、ここは引分けです。
ライブパフォーマンス力!
バンドの中で一般的には、花形楽器とは言われないドラムでいかにかっこ良く目立って叩くか!?
人を惹きつけて「ドラムをやってみたい!」とどれだけの少年少女たちの目と心を鷲づかみにしてきたか!?
これは、圧倒的に真矢の勝ちです。
本人には申し訳ないですが、決してルックスに恵まれたタイプではないですが、ドラムを叩いてる姿や熱いパフォーマンスはマジでかっこいい!!
真矢が語るプロになるための条件!
以前特番がやっていてその中で語ってくれたメッセージがあります。
インタビュアー:「こんだけ栄枯盛衰の激しい音楽業界でバンドとして生き残っているのは努力・根性を越えて天才性みたいなものもあるんですか?」
バカさが必要だよね!
自分がプロになると言って、一滴の疑いがあったらできない、それに対して。 ー真矢
超シンプルな言葉ですが彼らしくすごく心に響きました。
確かにLUNA SEAのメンバーからは誰一人として、疑いの心があるようには思えませんからね。
自信やプライドは、厳しい音楽業界で戦うためには必要な資質だと思います。
音声動画はこちら。
PS:
この2人はトーク力もあって普通に話を聞いていておもしろいです。
リップサービスもファンへの愛情表現の表し方ですね。
最新情報:2024年以降の真矢の活動状況
これまでの師弟対決の検証に加え、ここでは真矢の最新情報を追記します。
3.1. LUNA SEA結成35周年と進化するドラムスタイル
LUNA SEAは2024年に結成35周年を迎え、「LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 -ERA TO ERA-」を開催しました。
節目のツアーで見せた真矢のドラミングは、円熟と革新が共存する“進化の音”そのものでした。
- 最新ペダル:新たに導入した「DEMON XRペダル」により、さらなるスピード感とコントロール性を実現。
- 真矢は常に機材をアップデートし、自らのパフォーマンスを最適化し続けています。
- シグネチャースネア:「真矢コラボレーションスネア Sensitone Copper STA1455CO/SY」は、力強いアタックと繊細なニュアンスを兼ね備えた一本。
- 彼のサウンドの中核を担う存在です。
- ドラムヘッド:2024年にはアサプラ(aSPR)のドラムヘッドを試すなど、音の質感を追求する姿勢は衰えることがありません。
- 音の可能性を探り続ける“職人”としての真矢がここにいます。
3.2. 病を越えて――真矢の挑戦と復帰への歩み(2025年)
2025年9月、真矢は自身のSNSで脳腫瘍の診断を公表しました。
この知らせは多くのファンに衝撃を与えましたが、彼は前を向き、放射線治療に専念する決意を示しました。
公表後には、地元・神奈川県秦野市の「秦野たばこ祭」に車椅子で登場し、笑顔でファンに元気な姿を披露。
変わらぬ感謝と前向きな姿勢を見せました。
結論:師弟は、互いを映す鏡であり、高め合う存在
LUNA SEAの真矢、そしてSIAM SHADEの淳士。
両者を「どちらが上か」で語るのは、もはや意味を持たないでしょう。
それぞれが異なる個性と哲学を持ち、日本のロックドラム界を牽引してきた存在だからです。
今回の検証を通じて見えてきたのは――
真矢は**「グルーヴ」と「カリスマ性」というドラマーの根幹とステージングにおける圧倒的な存在感を誇り、
淳二は「テクニック」**という緻密で高度な表現力で魅せるタイプ。
まさに、音楽の“魂”と“技”をそれぞれ極めた二人だといえます。
この師弟関係は、単なる師と弟子の関係を超え、互いを刺激し合いながら進化し続けてきた「共鳴の関係」。
そして今、ファンは真矢の回復とともに、再びLUNA SEAのステージで鳴り響く、彼の**“魂の復活”**を心から待ち望んでいます。