場所や物やスキルなどをシェア(共有)するという概念のシェアリングエコノミー。
必要最低限の持ち物や、できる限りシンプルに簡素化された生き方を提唱するミニマリスト。
この2つのキーワードは、これからのポスト平成時代では、さらに社会に定着して広がっていく可能性が高いと言われています。
とくにシェアリングエコノミーに関しては、世界規模で広まっており、雑誌や新聞などでも色々と取沙汰されている社会現象の1つです。
そんな中、私自身は知らない人同士で一緒に暮らすシェアハウスに2016年12月から住んでおり、ちょうど丸々1年弱が経過しました。
今回は、1年住んでみてリアルに思ったことや、メリット・デメリットなどを紹介したいと思います。
シェアハウスに住もうと思った理由!
私は現在、愛知県名古屋市の街の中心の立地条件のいいシェアハウスに住んでいます。
いわゆるコンセプト型のシェアハウスで、起業家or起業・独立などを将来考えている人たち同士が、暮らすというコンセプトのシェアハウスです。
だから普通のシェアハウスと比べると家賃は少し高めであり、部屋や共有スペースはキレイで、セミナールームも完備されています。
また、備品としてプロジェクターやホワイトボードも自由に使えます。
私が今のシェアハウスを選んだ理由は、セミナールームが完備されている点と、意識の高い人たちとの交流を期待し、刺激をもらったりしてお互いに切磋琢磨できる環境が欲しいと思ったからです。
シェアハウスの実情は...
正直なところ引っ越しをしたばかりの頃は居心地が良くありませんでした。
実際に住んでみないとわからないことは沢山あり、管理人から聞いていた話とズレがある点は少々ありました。
共有スペースの環境や置いてある備品などに関しては満足していますが、やはり一緒に暮らす住人との関係性や相性の問題は出てきました。
最初にびっくりした点は、起業家が少ないと思ったことです(笑)。
サラリーマンの方が多く、そもそも起業や独立も考えていない人も住人として住んでいることに最初は戸惑いました。
場所が好立地なので、歩いていける範囲に勤めている人にとっても魅力があるのだろうと思います。
ただ名誉のために言いますが、起業家はちゃんといますし、将来それをちゃんと目指して頑張っている住人の方もいることも事実です。
シェアハウスに住んでみて良かったこと!
1、色んな人との出会いと交流があり寂しさなどはあまり感じないこと
色んな職種の人や、世代も異なり価値観も違う人たちとの交流は刺激があり楽しいです。
新しい人と出会い、お互いに将来の夢や目標などを語れる時間は本当に貴重だと思います。
2、食べ物やお土産などのシェアがありがたいこと
住人の誰かが旅行に行ったらお土産を頂けるし、作った料理が余ったらシェアをしてくれます。
中には、デザート系の料理を振る舞って食べさせてくれる方もいて、料理が苦手な自分にとっては本当にありがたいの一言です。
3、日常生活で必要なものはほとんどあること
共有スペースの広いキッチンやバスルームや洗濯機・乾燥機などがあることは見学時にも見て知っていました。
入居してから良い意味でのサプライズとしては、調理器具・皿・調味料、トイレットペーパーなどの消耗品なども足らなくなったら管理人の方が補充をしてくれます。
ウォーターサーバーもあり、掃除機なども新しいものに買い替えてくれるし、筋トレ道具やヨガマットなども置いてあります(笑)。
4、色んな本が大量に置いてあること
本を置く大きい戸棚があり、くつろぎながら読むためのソファーも近くにあります。
本の数は100冊以上はあり、ビジネス書が中心ですが、小説や教養本もあり、読書好きな私にとっては最高です。
しかも不思議なことに新しい本もちょくちょく導入されているので、恐らくは住人の方が読まなくなった本などを退去時に贈呈しているのだと思います。
5、気軽に飲み会やイベントなどで外に遊びに行けること
仲の良い人たち同士で食事に行ったり、遊びに行くことも気軽にできます。
中には、一緒に海外旅行に出かけている人たちもいるようです。
(少し休憩タイム)
良いこともあれば反対にイヤなこともある!
やはり知らない人同士が一緒に暮らすので、当然イヤなことも不快に感じることもあります。
私が1番気になるのは騒音です。
最近は、住人同士がだいぶ気を使う空気感になってきたのでいいですが、私が引っ越してきたばかりの頃はそんな雰囲気ではなく、最初の数か月間は結構ストレスを感じていました。
でも大体トラブルメイカー的な存在の人は、住人からのクレームが出てきて徐々に住みにくくなり、退去していくパターンが多いので何とかなります。
後は、生活パターンや相性の問題もありますが、これに関しては人間力を磨く修行であると捉えています。
シェアハウス生活が向いていると思う人!
新しい人との出会いや交流を楽しめる人にとってはすごく向いていると思いますし、日常生活をエンジョイできます。
後は、良い意味でこだわりが少なく、考え方が柔軟な人もフィットします。
なぜなら結構人の入れ替えの回転が速く激しく、良い意味でも悪い意味でも新陳代謝があるからです。
「来る者拒まず、去る者は追わない!」
この位の広い心の度量がないと、結構精神的に疲れてきてしまいます。
すごく仲の良かった住人が、転勤や転職などで遠方に引っ越しをしていくことはよくあることです。
人の数だけ人間ドラマがあるなと見ていて本当に思います。
最後に...
私は、現在のシェアハウスでの生活に関しては概ね満足をしていますので、今後もここに住む予定です。
あまり今までは、このことに関しては記事をアップしませんでしたが、今後はちょくちょくアップしていこうと考えています。
シェアリングエコノミーというキーワードは、これからの変化の激しい時代を豊かに生きるために大切な概念だと思っていますので、切り口を変えながら実体験も交えながら更新していこうと思っています。
海外では、日本のように若者が一人暮らしをするよりもルームシェアをする文化の方が根付いています。
私が以前留学で住んでいたカナダでもそうでした。
【10代・20代の若者へ】ワーキングホリデーを利用してカナダに行って良かったこと!
ワーキングスペースの共有や、カーシェアなどの文化の潮流も北米から来ています。
これからシェアハウスでの暮らしなどを検討している人にとって何かの参考になれば嬉しいです。
追記分: