どれだけ音楽をやりたいピュアな気持ちを持っているか!?
一流のミュージシャンやアーティストになる条件はいくつかあるかと思います。
確かな演奏テクニックがあり、オリジナリティーがあり、心に残るような音楽を作れたり、そして華や醸し出すオーラなどもあると多くの人にファンになってもらったり、憧れの存在になれます。
日本の古武道の世界ではよく心・技・体のバランスや充実度が大事であると言われますが、これは楽器を弾くプレイヤーにも当てはまると私は思っています。
音楽の心・技・体とは?
心⇒感情の起伏を音で表現する技術。熱い感情や想いを音に込めること。
技⇒楽器の基礎テクニック全般。音の強弱やタッチ感を絶妙にコントロールできる技術。
体⇒ボーカリストで言えば声量や声色。
他の楽器で言えば、自分の楽器を最大限生かして鳴らしたり、表現が出来ているか!?(エフェクターなどの特徴も生かしながら)
個人的には、上記のように思っています。
楽器で言えば、基礎テクニックを磨くことと言うのはわかりやすいし、イメージも湧くかと思います。
しかし、楽器の音を最大限に生かしたりすることは、ある種アーティストにとっては個性の探求だったり、自分のトーンを追い求める部分でもあるので長い時間をかけて身に付けるものであります。
そして、1番抽象的なものが、心ですね。
人間らしさを表現できるもの!
今は、DTM(デスクトップミュージック)やパソコンなどの技術の進歩がすごいので、頑張って勉強すればいくらでも曲を作れますし、完璧な演奏の楽器の録音も出来てしまいます。
しかも、これからさらに日進月歩で技術と音のリアリティー感が増していくと思います。(吉か凶なのかはわかりませんが…)
だからこそライブDVDなどでは、ある程度のミスがあってもDVDなどで撮り直しをしない方が好まれる傾向にありますし、下手ウマと言われるバンドが好きな人達もいるわけです。
そして、言葉で表現するのは難しいですが、やっぱりエモーショナルに感情的に演奏するアーティストは何か心惹かれるものがありますし、時には大きな感動を生み出すものです。
やっぱり心(ハート)が大事!
ありきたりな言葉ですが、やはり心が1番大事だと思います。
その「心の入った演奏は何なのか?」と言われるとこれまた判断基準が難しいですが、やはり最終的にはその人自身が、「どれだけ自分の楽器を愛し、どれほど心から音楽をやりたいと思ってこの瞬間に演奏をしているのか?」
さらに付け加えると、その場にいるファンも含め、自分の周りにいる人や楽器や機材に感謝の気持ちを持って演奏しているかだと思います。
究極的に言えばそこにあまり上手い下手は関係ありません。
手のないミュージシャン!
プロではありませんが、1つ動画を紹介します。
ご覧の通りですが、彼には腕の半分がなく、指がありません。
それでも必死に努力してベース、ドラムの演奏が出来ています。(上手くはありませんが…)
しかし、メチャクチャ心に響く演奏をしますし、障害を乗り越えて心底音楽を楽しんでいるのが伝わってきます。
多分、普通の人の何倍も練習してると思いますし、それ以上に何10倍も心の底から音楽を楽しみ愛しているのだと思います。
自分には才能がないとか、すぐに上達しないとか言っていいわけしてる場合ではないですね。(自分自身に言い聞かせています)
人間は本気になれば何でもできるという可能性を彼は教えてくれます。
hide(栄)も利用してる通販サイトです!