生きるロックスターバンドのローリングストーンズのギタリストであるキース・リチャーズ。(以下:キース)
栄枯盛衰の激しい音楽業界で、50年以上も音楽活動を続け、今でもほぼトップクラスの不動の人気を得ているモンスターバンドであるローリングストーンズのメンバーだ。
音声動画はこちら。
中でもこのカリスマギタリストである、キースの魅力は長年の酒とドラッグの荒れた生活を送った今でも人を惹きつける独特の魅力があります。
ブルースとロックンロールを愛した男!
キースのギタープレイのルーツは、ブルースとロックンロールです。
とくにリズムの引っかかる感じの気だるい感や、正確さをあまり重視しない点が特徴です。
そして、レゲエなどのアフリカンミュージックにも精通し、実はベースもピアノも弾けるマルチミュージシャンでもあります。
しかし、根底に流れる音楽の血は、キースが幼少時から大好きで聴いていたデルタ・スタイルの弾き語りブルースです。
とくにキース本人も言っていますが、マディ・ウォーターズからは多大な影響を受けています。
この土臭さがいいですね。
唯一、やり続けているのが音楽!
セックス・ドラッグ・ロックの象徴をそのまま生きてきたキースの人生は破天荒そのものです。
ドラッグの摂取量なんかは、いつ死んでもおかしくない位にやっていた時期もありましたし、何度も病院に入っています(笑)。
それでも死にかけては、また這い上がっていく姿に何か愛着もあり、多くのファンの心を鷲づかみにしています。
昔のインタビュー記事で印象に残っている言葉があったので一部を紹介します。
(以下記事を一部引用)
インタビュアー:あなたのアティチュードを真似ようとしている人はたくさんいますが、彼らに何を学んでもらいたいですか?
キース:服やヘアスタイル、アクションなんてどうだっていい。ギター・プレイに専念することだ。それが第一にできなきゃな。
俺がよく見かける妙な連中はプレイ以外はすべてわかっていやがる(笑)。
俺よりも俺らしく見えるんだぜ。
ま、そういうファッション優先になったのはビデオなんかのせいもあるんだろうな。
音楽に視覚が加わると音楽そのものは後ろに追いやられてしまうんだ。
ビデオはビデオに適した道を見つけて、音楽を本来の世界に戻すべきだ。
こんなことを言えば、MTVなんかに嫌われるだろうが、彼らも俺がどう感じているか知っているだろうし、センスの違いだからな。
レコードをTV画面のイメージ、あの小さな箱のスピーカーから出るクソッタレのサウンドで判断しようって言うのか?
連中がレコードのアピールにセミ・ヌードの女を使う。
それ自体は別にいいけど、俺の音楽はそうやって売らないでくれ。
それじゃエレベーターのBGMになっちまうぜ。
そして周りの連中からはコンポーザーと思われず、ポーズをとる人間にみたいに思われる。アンディ・ウォーホールの夢は実現できちまう。
誰だって15分間はスターになれるさ。でも、音楽は俺にとっては楽しみでしかないんだ。そうだろう?
俺は多くの時間、子供を愛しているし、多くの時間、女房を愛している。
だが、音楽は常に愛し続けているんだ。俺の人生で唯一やり続けているものなんだよ。たった1つだけの、な。」
ヤバイ、色んなものを背負ってきた男が言うとかっこいいですね!
価格:2,484円 |
「ロックンロールとは上等なワインみたいなものさ、年を食えば食うほど味が良くなっていくんだ。」
こんなかっこいいことをさらっと言えるよう大人になりたいですね。
俳優のジョニー・デップもキース・リチャーズのことを心の底から尊敬していて憧れも抱いていますからね。