音楽の和音(コード)には、大まかに分けると、メジャーコードとマイナーコードの2種類に分けることができます。
メジャーコード(明るい響き)
マイナーコード(暗い響き)
そして、このメジャーコードとマイナーコードを分ける境界線となる重要な音が1つあります。
それは、メジャースケールでいう「ドレミファソラシド」の3番目に当たる「ミ」の音であるE音です。
【英音名と日本名で表記】
C ⇒ ド
D ⇒ レ
E ⇒ ミ (←この音が半音下がるとマイナーコードになります。)
F ⇒ ファ
G ⇒ ソ
A ⇒ ラ
B ⇒ シ
この3番目の音が、そのままのナチュラルなままならメジャーコードであり、半音下がりE♭(イーフラット)の音になるとマイナーコードになります。
音楽理論の理屈は単純で、この音が半音下がるか下がらないかだけの話です。
ギターのコードフォームは平行移動ができる!
ギターの場合は、楽器の構造上、そのコードフォームをそのまま横に平行移動してルート音(Root)を変えてしまえば、それだけでコードチェンジができてしまう便利な楽器です。
この原理は、ピアノなどでは考えられないことなので、本当に便利で覚えやすいです。
なぜなら、1つのメジャーコードフォームやマイナーコードフォームの手の形を覚えてしまえば、横に移動してルート音を変えるだけでコードチェンジができるからです。
学生時代などに1度コードが多くて挫折した方も実は原則はシンプルなので、大人になってからでも再挑戦してほしいです。
便利なバレーコードフォームのパターン!
ギターを弾き始めたばかりの頃は、コードフォームを覚えやすいバレーコードの手のフォームから取り掛かるといいと思います。
わかりやすいように動画を撮影したので、こちらをご覧下さい。
ややこしい音楽理論などは抜きにして、手の形から覚えることができる実践的なパターンだと思います。
最初は、バレーコードで押さえること自体が慣れなくて、手が痛くなるかもしれませんが、地道に少しづつ練習をしていけば、手の皮も厚くなり慣れてくるので、それまでは頑張ってみて下さい!
そこだけは、ギター初心者の頃は、誰もが通る登竜門だと思い、慣れるまでは練習することが大切です。
少しづつ練習を積み重ねてバレーコードの力の入れ具合などを手の感覚で覚えていってほしいと思います。
まとめ!
・ギターのコードは大まかに分けると、メジャーコードとマイナーコードの2種類となります。
・メジャーコードとマイナーコードとの分かれ道は、メジャースケールの3番目の「ミ」の音が半音下がるかだけである。
・ギターのコードフォームは、手の形をそのまま平行に横移動するだけで簡単にコードチェンジができてしまう。
・指1本で押さえるバレーコードは、最初は慣れるまでは少し手が痛いかもしれませんが、反復練習をして、力の入れ具合・抜き具合を身体で覚えることが大事。
いかがでしたか?
ギターの基本コードは、理屈とコードフォームを覚えてしまえばいくらでも応用が効くので、ピアノなどと比べると本当に簡単に覚えられてしまいます。
何かの参考になれば幸いです。