ギターのレガート奏法の代表的なテクニックとして、ハンマリングとプリングとトリルの3種類があります。
ハンマリングとプリングに関しての詳細はこちらをご覧下さい。
今回は、もう1つのトリル奏法に関して説明したいと思います。
トリルとは!?
トリル(tr)とは、ハンマリングとプリング奏法を交互に連続して行い、音を繋げて出すテクニックとなります。
例)3弦5フレットと7フレットを使いトリルする場合。(運指は人差し指⇒薬指)
1)人差し指で、3弦5フレットを押さえてピッキングをしたら、薬指で3弦7フレットをハンマリングする。
2)ハンマリングした後に、すぐに薬指をフレットの下方向にひっかけるようにして、5フレットの音に向けてプリングをする。
3)後は、ひたすらハンマリング&プリングを交互に繰り返して音を出す。(ピッキングは、最初の1回だけして後は一切しない)
色んな指の組み合わせで練習をすること!
実践でトリルを使うパターンとしてよく使うのは、人差し指を支点として使うパターンが多いです。
例えば…
・人差し指&中指
・人差し指&薬指
・人差し指&小指
この3パターンが考えられるので、どのパターンでも出来るように練習をしておく必要があります。
とくに、人差し指と小指の組み合わせが、ギター初心者の頃は難しいとは思いますが、逆に言うとそこが弱点になりかねないので、重点的に練習することが大切になってきます。
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
本編では、「トリル」の基本的なやり方やコツと、レガート奏法でしっかりと音が繋がるように、フィンガリングを鍛える為の練習メニュー等を丁寧に解説しています。
動画内でも使用していますが、メトロノームを使ってテンポ(BPM)に合わせて弾く練習をすることが大切です。
まとめ!
・ハンマリング&プリングを交互に連続して行うテクニックがトリル。
・トリル奏法を実践で使うパターンとしては、人差し指を支点としたフレーズが多いので全ての指で音が滑らかに出るようにフィンガリングを鍛えること。
・練習する際はメトロノームを使ってリズムに合わせて弾くこと。
いかがでしたか?
少し地味な練習ですが、ちょっとしたオブリフレーズとしても応用が効くテクニックなので、是非自分のものにして下さい。