ドラムのスティックを何本も折りながらも練習を続け、基礎体力とテクニックとセンスを磨き続けるドラマー。
練習する環境や機材を確保するのも一苦労しながらも彼らは自らのグルーヴ感を高みに近づけていきます。
今回は、華はあるけど体力的には1番しんどいドラムのハードロック・へヴィメタル部門で人気のあるドラマーランキングのトップ10を紹介したいと思います。
1位 デイヴ・ロンバード!
スラッシュメタルバンドのスレイヤーの元ドラマーであったデイヴ・ロンバード。
キューバ生まれアメリカ育ちという境遇からか?
天性のリズム感を持っており強靭なスレイヤーのリズム隊を引っ張ってきた。
2位 ビル・ワード!
へヴィメタルの基盤を作ったブラックサバスの元ドラマーであったビル・ワード。
シンプルなドラムセットでギターリフを中心としたリズムワークを生み出してきました。
健康上の問題で結構早い時期にバンドを脱退しており、活躍したキャリアは短いですが、根強い人気を誇っています。
3位 ラーズ・ウルリッヒ!
私が尊敬するメタルバンドであるメタリカのドラマーであり、バンドの中心人物でもあるラーズ・ウルリッヒ。
バンド自体もそうだが、ラーズは自身のドラムスタイルも時代や趣向によって結構柔軟に変更するタイプである。
そして、結構ライブではテンションが上がったりすると、テンポが走ったり、ミスをすることも結構あるが、めちゃくちゃ楽しそうに感情を出しながら自信満々にドラムを叩く姿は貫禄があってかっこいいです。
4位 ニコ・マクブレイン!
アイアンメイデンに途中加入をしたドラマーのニコ・マクブレイン。
トリッキーで複雑なプレイを得意としているが、リズム感はすごく安定している。
もう60歳を超えているが、今でも精力的にバンドはライブをしており、その強靭的な体力と精神面には頭が下がる一方であります。
5位 マイク・ポートノイ!
元ドリームシアターのドラマーであり、リーダーでもあったマイク・ポートノイ。
何をもって優れたドラマーであるかは、色々と論点や意見の違いがあると思うが、「テクニック」1つに絞れば、紛れもなく彼は世界のトップ3には入るテクニックとセンスを持ち合わせています。
そして、色んなバンドを結成したり、コラボをしたり、サポートもしたりして、本当によく働いています(笑)。
ちなみに彼の息子もドラマーとしてバンドを組んでいて、父親曰くテクニック面では既に息子の方が上手いと公言しています。
6位 アレックス・ヴァン・ヘイレン
ヴァン・ヘイレンのドラマーであり、兄弟の名前がそのままバンド名になっているアレックス・ヴァン・ヘイレン。
どうしても弟のギターのエディーの方に注目がいってしまいますが、協力的なリズムありきのギターパートです。
兄弟でバンドを組むと仲が悪くなるケースが多いですが、今でも仲良く楽しそうに演奏をしている姿を見ると兄弟の絆を感じさせてくれます。
7位 ザ・レヴ!
アヴェンジド・セヴンフォールドの初期ドラマーであり、28歳という若さで亡くなってしまったザ・レヴ。
タイトでスピード感のあるドラミングが特徴的でした。
重めのグルーヴ感で、へヴィーロックが主流となっていた2000年代に、すごくアグレッシブでストレートな王道を行くバンドが出てきたなという印象が当時はありました。
8位 ダニー・ケアリー!
カリスマ的な存在である、Tool(トゥール)のドラマーであるダニー・ケアリー。
変拍子やポリリズムを多用して複雑で躍動感のあるドラムプレイに定評があり、個性も強い。
一切商業的な方向には行かず、バンドのスタイルやライブなどの演出なども独特であり、PV(プロモーションビデオ)の内容も意味深で理解が難しいものをバンバン出してくる。
9位 ジョーイ・ジョーディソン!
元スリップノットのドラマーであったジョーイ・ジョーディソン。
エクストリームでカオス的な音楽性を追求し、高いテクニックと強靭的なグルーヴ感を作り上げました。
9人もいるバンドの中で、ライブでもほぼノーミスで叩く彼のテクニックと正確性は驚異的なものがありました。
10位 ヴィニー・ポール!
パンテラのドラマーであり、兄弟でバンドスタイルを築き上げていったヴィニー・ポール。
とてもパワフルなドラミングであり、生音でもとにかく音がでかい事が特徴的でした。
今は亡き弟のギタリスト(ダイムバック・ダレル)とのギターリフを中心としたリズムワークは呼吸が完璧であり、音圧もすごく、後世のバンドマン達にも影響を与えました。
参考にしたのはこちらの番組です。
意外な人選もありましたが、ほぼ納得のいく結果です。
ハードロックやへヴィメタルのドラマーとなると、ライブなどではアスリート並みの体力と精神力がないと務まらないので、本当にすごいなといつも感心してしまいます。