7つの習慣は、成長のプロセスを表しています。
依存→自立→相互依存へと順次導かれていくものです。
依存とは、「あなた」のパラダイム:あなたは私の世話をします。
自立とは、「わたし」のパラダイム:私は自立しています。
相互依存とは、「わたしたち」のパラダイム:わたしたちならできる。
第1・2・3の習慣で依存から自立への成長へのアプローチへ進み、私的成功への手助けをします。
そして、第4・5・6の習慣で自立の基盤ができた上で、チームワーク・協力・コミュニケーションの効果的な原則を身に付け、公的成功への道へ進みます。
そして、最後の第7の習慣で人生の4つの側面をバランスよく磨くことにより、再新再生していきます。
主体性を発揮する!
状況を変えることができないときは、自分を変えるチャレンジに直面しているときだ。 -ビクター・フランクル
原則:私には、選択の自由と選択に対する責任がある!
主体的な人は、責任を持って自分の言葉を選択しています。
例えば、「わたしには~ができる」、「わたしは~をする」などの主体的な言葉をよく使います。
反対に、相手の反応をみて対応する人は、「わたしは、~をしなければならない」、「~であればいいのに」と反応的な言葉を使います。
ようは、外的な要因(状況によって起きた感情・気分)によってコントロールされているのです。
人はいつも自分の置かれた環境を嘆いているが、私はそのような環境の存在すら気にもかけていない。
ージョージ・バーナード・ショー
刺激と反応!
選択の自由:人間の4つの独特の性質
1)自覚:自分の考え・気持ち・行動を見つめる能力。
2)想像力:現在の姿や状況を越えて、物事を想像する能力。
3)良心:善と悪を見分ける内的な意識。
4)自由意志:外的な影響から自立して行動する能力。
(演習)
・「生活の中で不幸だと感じたり、家族や人間関係、職業などに不満を抱くことはありますか?」
・「あなたの不満や不幸を引き起こしている刺激は何ですか?」
・「あなたはどのように反応していますか?」
・「その刺激を受けてから反応を示すまで、他にどのような選択肢がありますか?」
主体的な言葉を積極的に使おう!
もう日々の訓練として、主体的な言葉を積極的に使ってみましょう。
「解決策があるはずだ」、「一緒に代替え案を考えよう」、「落ち着いて考えよう」、「そうすることにしよう」、「私は~のほうがいいと思う」、「私は~をする」、「私は~選ぶ」…etc
人生には2つの道がある。
1つは奇跡などありえないとする道。
もう1つはすべてが奇跡であるとする道。 -アルバート・アインシュタイン
影響の輪と関心の輪!
影響の輪と関心の輪について考え、主体性を発揮するポイントを学びましょう。
わたしたちが日々直面する問題や課題やチャンスは、影響の輪と関心の輪という2つの範囲に分かれます。
わたしたちの関心事は、健康や子供、職場関係、金利・株、国際情勢や天気やスポーツなど多岐に渡っています。
今挙げた例を見ると、全くわたしたちの手に負えないものもあれば、どうにかなりそうなものもあるということがわかります。
主体的な人は、影響の輪(健康や子供・職場関係)の中の事柄に対して集中的に努力します。
反応的な人は、関心の輪(金利・国際情勢・天気・芸能ニュース)の中に集中的に努力します。
国際情勢や天気や芸能ニュースなど、自分ではほとんど制御できない物事ばかりに注意を向け、労力を注ぎ込むのです。
一握りの思慮深い人々が、世界を変えられることを疑ってはならない。
実際に世界を変えてきたのはそのような人々なのだから。 -マーガレット・ミード
(演習)
1)影響の輪に関すること
・課題や問題は?
2)関心の輪に関すること
・課題や問題は?
3)影響の輪に関する課題や問題の中で、今週具体的に何を解決に向けて実行していきますか?
率先力を発揮する!
何を選択しようと、それはあなたの選択です。
選択する力と人は本気になれば何でもできることを理解しましょう。
1つ参考になる動画を紹介します。
「手も足もないけど心配もない」
彼からは多くのインスピレーションと勇気を与えてくれます。
(演習)
・「自分の弱点を克服するには何が必要か?」
・「今週から始められることは何でしょうか?」
・「新たな才能を獲得できるとしたら、どんな才能がほしいですか?」
世界から見れば、あなたはたった1人の人にすぎないかもしれない。
だが、1人の人に対して、あなたはその人の全てになるかもしれないのだ。 -ジョセフィン・ビリングス
あなたの意志が決める!
自分の人生を変えるのはあなたです。(自分で選ぶことができます)
自分の選択によって、あなたはどこへ行こうとしていますか?
自分の人生をいかに変えるかは自分次第です。
誰もがみな、自分自身の現実を想像しています。
しかし、自分の望む人生のストーリーを書けないという声をあまりにも多く聞きます。
そういう人たちは、私たちの成功や失敗を決定するのは外的手段ではなく、自分自身への信頼と最高の志に従って人生を創造しようとする意志なのだという根本的な真実を見過ごしているのです。
(演習)
・「世界のどこへでも旅行できるとしたら、どこへ旅してみたいですか?」
・「あなたの人生で1つだけ変えられるとしたら、何を変えたいですか?」
まとめ!
第1の習慣が成功への階段を駆け上る最初のスタートであり、主体的な人になれない人はこの先の道を踏み外してしまいます。
キーワードは「他人のせいにしないこと」、「責任は全て自分で取ること」、「影響の輪に集中してこの輪を広げること」です。
一言で言ってしまえば、「自立した大人になれ!」です。
私自身もこの記事を書きながら本を復習しながら反省しております(笑)。
つづく…