7つの習慣の中の第6の習慣では、「相乗効果を発揮する」に関して学んでいきます。
7つの習慣、第5の習慣:理解してから理解されるをまとめてみた!
原則:全体は各部分の和よりも大きい。
相乗効果とは!?
相乗効果とは、自分の考えだけでもなく、相手の考えだけでもない、双方が満足できる全く新しい考えである。(シナジー効果)
最良の敵は、「良い」である。
-ボルテール
相違点を評価して結果を改善しよう!
相乗効果を発揮する第1のカギは、相違点を尊ぶことにあります。
意見の相違にぶつかった際の対処方法はいくつかあります。
・攻撃する:その考えをけなす。
・我慢する:黙って意見を述べさせるが、認めはしない。
・認める:その考えが異なっていることを認めつつも、何も変えようとはしない。
・評価する:異なる考えを評価できるものと考え、その新たな情報が持つ機会を見出し始める。
・賞賛する:異なった意見を持つ人を見つけて、相違点から学ぶ。
群衆心理の作用に惑わされずに、多数決などで決めるのではなく、新たな案を考えてみること。(創造的に協力をする)
本当に効果的に人生を営む人というのは、自分のものの見方に限界を認め、他の人のパラダイムと考え方に接することによって得られる、豊かな資源を活用する謙虚さを持っている人である。
-スティーブン・R・コヴィー
第3案を生み出そう!
第3案とは、「私の」でも「あなたの」でもない「私たちの」新しい案です。
1+1=3またはそれ以上になるものです。
第3案を生み出す5つのステップ!
1、問題や機会を定義する。
2、相手の話を聞く。
3、考えを伝えあう。
4、一緒にブレーンストーミングをする。
5、協力して最善の解決策を探し出す。
(演習)
以前に意見が対立してうまくいかなかった経験を思い出して下さい。
・それはどんな経験でしたか?
・本当はどのような結果を望んでいましたか?
・その経験から何を学び、今後に生かし、改善ができますか?
同意することから新しいものが生まれると期待してはならない。
-ドーン・マンシー
障壁を解決する!
残念ながら第3案を生み出すときには必ず障壁が出てきます。
なので、その障壁を乗り越える必要があります。
多くの場合、障壁は人間関係にあらわれます。
意見が対立したり、思うような反応がなかったり、ストレスや怒りを感じることもあるでしょう。
第1の習慣で学んだように、自分の影響の輪の中に集中し、相手のことを理解することによって、必ず解決へのプロセスへ導き出されるのです。
まとめ!
第6の習慣の最大のポイントは、「相違点にこそ価値を見出す!」というパラダイムです。
どうしても自分とは反対の意見や別の考えを持っている人達と協力をしようと思うと、どちらかが折れて妥協の道に進むことが多いと思います…。
しかし、そうではなく、粘り強く会話・議論をして今までとは違う革新的なアイデアや案をひねり出すのです。
昔からことわざで、「3人集まれば文殊の知恵」と言いますが、まさにお互いの知識・経験・スキルなどを共有して全く新しい第3案を生み出していくのです。
つづく...