今回は、よくギター初心者や楽器を始めたばかりの人達からよく聞かれる質問内容を共有したいと思います。
それは、「早く楽器を上達させる為には、どんな曲をコピーしたり、どんな練習をすればいいですか?」と言うことです。
結論から言うと、自分の好きなバンドや曲を一生懸命コピーすることが良いと思いますし、その方が楽しく練習に取り組めると思います。
しかし、さらに1つだけアドバイスを付け加えると、現段階の自分のレベルより、ほんの少しだけ難しい曲やギターフレーズなどを選んで練習をするとさらに効果的です。
少し頑張ればできるレベルのモノを積み重ねること!
そうすることで自分の演奏レベルも着実に上がっていきますし、少し頑張れば弾けるレベルの曲を選ぶことで挫折することなく、モチベーションを高く保って練習に取り組むことが出来るからです。
仮に挫折しそうになったら少し休んで、自分が弾ける好きな曲やギターフレーズを弾いて気分転換をするのです。
ギターを続ける上でこの「気分転換」する心構えはとても大事ですし、煮詰まった時に練習をしてもただ辛いだけになってしまいがちなので休むことはときに重要です。
そして、曲のコピーをするのと平行して、同時に毎日5分だけでもいいので、しっかりとギターの運指練習などをメトロノームのリズムに合わせて弾く練習をすると、さらに基礎力がついて効果的です。
ギターの運指練習って何!?
ここで言う運指練習でやっておくとよい練習は、半音階のクロマティックスケールやメジャースケール(ドレミファソラシド)のことを言います。
そして、必ずメトロノームを使ってゲーム感覚のように、運指練習のテンポ(BPM)を少しづつ上げていくことです。
ちなみにこんな練習フレーズが最適です。
ジャズ系ギタリストのジョン・スコフィールドも毎日こうした運指練習をしてウォーミングアップをしています。(地味ですが...)
メトロノームを活用してテンポ(BPM)を把握して練習すること!
例えば今がテンポ100で演奏が出来るなら、1週間後には105のテンポで弾けるようになるとか少しづつテンポを上げることで自分の上達具合を確認するのです。
RPGゲームの「ドラゴンクエスト」のキャラクターのレベル上げのような遊び感覚です。
そうすることで確実に自分の演奏スキルを上げることが出来ますし、目で見えるように「数値化」することで目標を立てて、検証と改善をすることも可能になってきます。
「急がば回れ!」と言う古くからのことわざがありますが、こういった地味な練習の積み重ねが1番の近道となります。(断言できます!)
メトロノームとギターと友達になって、運指練習を少しづつやりながら、自分の好きな曲のコピーに励んで下さい。
まとめ!
【ギターの技術を上達させるヒント】
・今の自分の演奏スキルでほんの少しだけ頑張ればできそうなフレーズや曲をコツコツと練習すること。
・煮詰まった時は思い切って休み、気分転換をすることも大事。
・クロマティックスケールやメジャースケールなどの運指練習を日々の練習メニューの中に必ず入れること。(5分でもいいので)
・メトロノームを活用して、今の弾けるテンポ(BPM)を把握しながら徐々にテンポを上げていくこと。
・数値化して目標を立てて、「急がば回れ」の精神で地道に着実に練習を続けること。
いかがでしたか?
「目から鱗だ!」みたいな秘訣ではないですが、以上のものを意識しながら練習をすると確実にギターの技術は上がっていきます。
結局のところ何でもそうですが、「継続は力なり」です。
そして、費やした練習量に比例してギターは確実に上達していきます。
速弾き王者である、イングヴェイも言っていましたが、「練習量だけは裏切らない」そうです。